- 2015年5月13日
日本の製造業再起動に向けて株式会社アルファTKG社長 高木俊郎 (7)
第4次産業革命(インダストリー4・0)という『現代の黒船』が日本にやってきた。米国GEのインダストリアル・インターネットにも刺激され、日本でもこれらの動きを組織的に進める団体が活動を開始した。このポイントは、『つながる工場』の実現にある。「つながる」 […]
第4次産業革命(インダストリー4・0)という『現代の黒船』が日本にやってきた。米国GEのインダストリアル・インターネットにも刺激され、日本でもこれらの動きを組織的に進める団体が活動を開始した。このポイントは、『つながる工場』の実現にある。「つながる」 […]
江戸時代末期の頃に、鎖国体制をとっていた日本でも海の向こうの世界で、従来とは違う動きがあることを何となく感じとっていた。しかし、官僚体質で硬直していた徳川幕府は都合の悪いことは聞こうとせず、神君家康が決めたご法通り、という言葉を盾に取って従来からのや […]
いま、日本では協調型ロボットが話題になっているが、欧米ではすでに当たり前のように現場に導入されている。デンマークのユニバーサルロボット社のアーム型ロボット「URシリーズ」は、BMWなどでも採用され、世界の最先端を走る協調型ロボットだ。日本の総代理店を […]
私が世界を渡り歩く中で感じてきたのは「中小製造業や町工場」の強みである。今回は、その発祥を江戸時代の歴史から探ってみたい。 江戸時代は士農工商の時代である。江戸の町では、武士と町人の居住区が定められ、農民は地方にしか住めなかった。しかし、工=職人の居 […]
課題解決営業と称して、顧客の課題を何とか引き出して、そこにテーマを見つけようとする営業が流行ったことがあった。現在でもその名残りが散見される。いきなり、課題はありませんかと聞く営業マンはいないと思うが、もしそのような聞き方をする営業がいたら、はなはだ […]
前回、IoTと関連するキーワードを「ウェアラブル」「エネルギーハーベスティング」「MEMS」を含めキーワード毎にカウントしてグラフ化した。その他のキーワードとして「センサー」「クラウド」「ビッグデータ」「スマートフォン」「インダストリー4.0」「M2 […]
イクシスリサーチ(川崎市幸区南加瀬5―18―16、TEL044―589―1500、山崎文敬社長)は、インフラのメンテナンスロボットを得意とし、業界内外から絶大な信頼を得ている。同社のこだわりは「徹底した現場主義」。ユーザーの課題解決に必要な要素を検証 […]
最近、街中で外国人観光客の姿を多く見かけるようになった。政府観光局が毎月発表している最新の統計によると、2015年2月度は138万人を超え、過去最高を記録したという。14年3月から12カ月連続で100万人を超え、政府の誘致がうまくいっている様子がうか […]
■富士通研究所がスマホと周辺デバイスをつなげるWebOS技術を開発 富士通研究所は、スマートフォンと、その周辺デバイスを簡単につなぐことができるWebOS技術を開発した。 これにより電子機器やセンサなどの周辺デバイスをOSに依存せずに自動的に接続して […]
ロボット導入を検討する時、ネックになりがちなのが”稼働範囲”。特に国内工場では既存設備への追加導入がほとんどで、設置スペースを取れず断念するケースも多い。 キャプテンインダストリーズ(東京都江戸川区船堀4―8―8、TEL03―5674―1161、渡辺 […]
世の中に流布している上澄みの情報をもって企画し、当たる時代もあれば当たらない時代もある。業界が成熟期に入ってくれば当たらなくなる。したがって現状の電気部品やコンポ機器の市場では、なかなか当たらなくなっている。当たる新商品が出なければ営業部門に比重を移 […]
■東大、エボラウイルスの新ワクチン開発。サルで有効性を証明 東京大学医科学研究所の河岡義裕教授らの研究グループは、西アフリカ諸国で猛威をふるっているエボラウイルスについて、新しいワクチンを開発し、その有効性を霊長類のサルで証明した。 新しいワクチンは […]
欧州の中小企業が実現している『製造オートメーション化』が世界の注目を浴びている。欧州全体を取り巻く経済は、ロシア、東欧、中国の経済減速の逆風やEU域内課題が山積で、欧州の優等生ドイツにも暗雲が立ち込めているが半面、欧州の中小製造業の国際的存在感が増し […]
日本企業のアジア進出が急拡大している。経営者向けセミナーでもアジア市場開拓・進出に関するものが盛況で、どこもかしこも「海外展開と言えばアジア」の状態だ。果たして本当にそれが正しいのだろうか?▼神奈川県のある試験装置メーカは、売上に占める海外比率が5割 […]
日本人は自らを揶揄する意味で時折、島国根生という言葉を使う。世界がまだ蒸気船や大砲を持たなかった頃、島国日本は海という防壁があったから他国からの侵略もなく、日本独得の文化が醸成し、日本文明というものを作り上げたという誇りをもっている。その誇りと裏腹に […]
バクスターは、米マサチューセッツ工科大学のAI研究所所長にして、お掃除ロボットの元祖とも言える米iRobot社の創業者として知られる世界的なロボット研究者ロドニー・ブルックス博士が開発した製造業向けロボット。”人との協調・共存”をベースに開発され、日 […]
日本の製造業にとって2015年は忙しくなりそうだ。今年は過去最高の受注量を抱える中小製造業も多く、”再始動のチャンス”が芽吹きつつある。春の訪れとともに、多くの方から良い知らせを聞けるのが今からとても楽しみだ。 最近は中小製造業の経営者から『海外顧客 […]
日本政府は「日本再興戦略」のなかで、「ロボット革命」によるロボット技術の活用を通じて社会を豊かにしていく方針を決定した。国家の一大プロジェクトとしてロボット産業が明文化されたことは大きな一歩だ▼とはいえ、実現までのハードルはとても高い。あるロボットメ […]
ドイツのメルケル首相が7年ぶりに来日した。ドイツと日本は産業構造が似ていることなどから比較されることが多い。今のドイツの話題は欧州で独り勝ちの強い経済力であるが、もうひとつは第4次産業革命とも言われている「インダストリー4・0」の構想を提唱した当事国 […]
人工知能が東大に合格する日が目前に迫っている。今の人工知能レベルは、偏差値47。全国の80%の私大に合格できるレベルに到達したそうである。ニューラルネットによる「新たなる進化」や「複雑なコトバを操る」人工知能開発も急速に進んでいる。この人工知能技術は […]
一般消費者や法人の様々な需要に応じて供給をするために物づくりが始まる。物づくりは製品開発設計の段階を経て、工場へ回され、製品化される。一人の技術者が製品を開発し、図面を描いて、機械を使い、手づくりで製品を完成させることも昔はよくあった。複雑な社会にな […]
FA・産業系無線システムのエキスパートである、アローセブン鈴木弘光社長(無線Dr.ヒロやん)が産業用無線システムについて分かりやすく解説する連載の第2回は「無線によるパルス信号の伝送活用例」。 工場内の装置から発生するパルスは、無線を活用して収集・分 […]
6.日本電子政府推奨暗号 CRYPTREC(Cryptography Research and Evaluation Committees/総務省と経済産業省が所轄)が2013年3月26日に電子政府向けの暗号リスト「日本電子政府推奨暗号」を公表した。 […]
IoT(モノのインターネット)やM2M、インダストリー4・0などといった言葉で、製造現場でも外部との情報ネットワークが繋がる時代が日常化してきた。市場の状況や生産の進捗、開発の現況などがリアルタイムで分かるという利点がある半面、外部への情報漏洩の危険 […]
個人宅に荷物を配送するサービス「宅急便」を1976年に日本で最初に開始したヤマト運輸の講演を聴く機会があった。子供の頃、荷物を送るのに最寄りの駅まで持って行き、届くとまた駅まで引き取りに行った記憶がある。到着する日時も連絡が来るまでわからない。今のよ […]
物づくりを事業として経営するには、研究、製品開発をして製品設計部が図面化して、それを製造部門が製品化し市場に商品として流通させるという工程を繰り返す。 物づくりには大きく分けて垂直統合と水平分業というやり方がある。垂直統合とは企業が商品の開発・生産・ […]
1964年にIBMがメインフレーム「System/360」を発売してから半世紀が経過した。オペレーションシステムを搭載したこのマシンがキッカケでComputerが一般社会に台頭したが、当時の日本でのComputer概念は『電子計算機』であった。『電子 […]
本紙に連載中のアルファTKG高木俊郎社長の「日本の製造業再起動に向けて」が好評だ。日本のものづくり全体に元気がなくなりかけている中で、中小企業の活躍がこれからの日本の製造業活性化の鍵を握っているというのが高木社長の持論だ。今話題の「インダストリー4・ […]
産業機器のルネサンスという内容で、産機ルネサンスという標語が業界の片隅でささやかれたのは80年代の後半の頃だった。そもそものルネサンスとは、学校の教科書に文芸復興と書き記してある。ルネサンスは14、15世紀のイタリアを中心に起こった活動で建築、美術、 […]
FA業界でPLCと言えば、いままではプログラマブル・ロジック・コントローラーを指し、話が通じた。ところが、この業界でも最近はPLCを別の意味で聞く機会が増えてきている。つまりパワーラインコミュニケーション(電力線通信)、あるいはプロダクトライフサイク […]