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コラム・論説

  • 2015年1月28日

不連続線線に異状なし 黒川想介(14)

2020年に東京オリンピックが開催されることが決まっている。前回開催された東京オリンピックは50年以上前の1964年であった。日本経済は高度成長の真っただ中にあった。現在の新興国と同じく騒然とした活気があり、日本の物づくり産業も軌道に乗りつつあった。 […]

  • 2015年1月14日

日本の製造業再起動に向けて(3) 株式会社アルファTKG社長 高木俊郎

あけましておめでとうございます。本年が日本製造業にとって『本格的な製造業復活の年』となることを心より祈願し、その具体的道筋を探求していきたい。 昨年に製造業界のイノベーションとして注目された話題は、第4次産業革命『インダストリー4・0(Ⅰ4・0)』で […]

  • 2015年1月14日

灯台

毎年、新年の初めに各工業会・団体の賀詞交歓会が開かれる。今年も連日、この取材のはしごになっている。賀詞交歓会での挨拶でいつもなら、今年の景気の動向や干支の話になることが多いが、今年はその話も出ないわけではないが、共通して必ず出てくると言えるのが、今話 […]

  • 2015年1月14日

いまさら聞けない産業用無線システム アローセブン鈴木弘光社長 (1)

最近、オフィス環境はもちろん、工場の生産現場でも無線LANをはじめとした「無線システム」が普及しはじめている。オートメーション新聞では、FA・産業系無線システムのエキスパートである、アローセブンの鈴木弘光社長(無線Dr.ヒロやん)が産業用無線システム […]

  • 2015年1月7日

不連続戦線に異状なし 黒川想介(13)

学校の教科書で学んだ文明とはエジプト文明、メソポタミア文明、インダス文明、黄河文明の世界四大文明である。昨今の文明論では学者によって文明を七・八・十六文明など様々に分類されているが、いずれの文明論の中にも日本文明は独立して入っている。 現在、主流にな […]

  • 2014年12月17日

灯台

いまの日本の景気に対する評価が、大企業と中小企業ではかなり温度差がある。まったく反対の見方さえ聞かれる。ただ、両者に一致しているのは人手不足という点である。建設工事の人手不足は、資材の値上がりも加わり、作業が計画通り進まなかったり、入札が不調に終わる […]

  • 2014年12月17日

不連続線線に異状なしなし 黒川想介 (12)

販売員は、顧客や新規に会う見込客から何か情報を取ろうとして質問をする。その際の能動的質問は、何をつくっているか、どんな仕事をしているかを知ろうとするところから始める。 面会している相手は大雑把に何々をつくっている、何々を主にしている、という回答をする […]

  • 2014年12月10日

灯台

デジタル化が主流になっている中にあって、アナログの存在は影が薄くなりがちである。数字ではっきりと示されるデジタルに対し、アナログ表示はあいまいな感じになり、時代遅れにも見える▼先日、圧力メーターや圧力センサーを手掛けるメーカーの社長にお会いした時に、 […]

  • 2014年12月3日

日本の製造業再起動に向けて (2)

インターネット時代の今日、スマートフォン(スマホ)の普及に想像を絶する”破壊的イノベーション”を感じるのは私だけではないはずである。スマホで急成長を遂げている中国の「小米科技(シャオミ)」を知らない人は少ない。2010年創業の新興企業シャオミが、アッ […]

  • 2014年12月3日

灯台

モノとモノを繋いだり、保持・固定する役割を果たしているネジの技術が日進月歩している。振動などでも緩まないネジが各社から販売され色々な所で利用されているが、最近の話題は極小ネジの技術だ。1ミリぐらいのサイズのものが電子機器などの用途を中心に利用されてい […]

  • 2014年12月3日

不連続線線に異状なし 黒川想介 (11)

営業マンが苦労の末に売り上げという果実をもぎ取るまでには、数々のプロセスがある。見込み客の場合は、相手との関係づくりから入らなければならないからやっかいだ。相手が必要としているものにたまたま当たれば、必要な事物を介して関係づくりまでもっていける。必要 […]

  • 2014年12月3日

日本の製造業における生産計画の実態 (11)

今回の取材を通じて、「日本の製造業」の現場力がまだまだ通用することを感じた。「すり合わせ」という言葉に代表される技術は、簡単には真似できないことも痛感した。半面、どんどん新しい取り組みをしていく諸外国の動きに、抜かれていくのではという危機感も、現場か […]

  • 2014年11月26日

灯台

国立大学にモーターやオートメーションなどの学科がなくなりつつあると聞いた。理由は学生に人気がなく、志願者がなかなか集まらないことが大きな要因だという。聞いて意外な感じを受けると同時に、なぜ人気がないのか不思議に思った。よく聞いてみると、どうも地味な分 […]

  • 2014年11月26日

不連続線線に異状なし 黒川想介 (10)

業務用産業用部品や機器営業が使う用語の中に、最終ユーザーという用語がよく出てくる。機器や部品を使っているメーカーは、すべてユーザーである。しかし、あえて最終ユーザーと言うのは、機器や部品を購入して製造設備・機器をつくるメーカーと、それらの製造設備・機 […]

  • 2014年11月26日

日本の製造業における生産計画の実態 (9)

実際、以下のようにシミュレーションがあまり適さない業態というのも存在する。 (1)一度立てた計画に対する変更が全く生じない場合=人が経験に基づく計画を立てる方がよほど早いし、ソフトウェアへの投資や工数のオーバーヘッドは回収できない可能性が高い。 (2 […]

  • 2014年11月19日

灯台

上場企業の2015年3月期第2四半期決算が連日発表されている。製造業は為替が円安で推移していることもあり、輸出企業を中心に売り上げが大きく伸び、利益も大幅に増やしているところが多い。リーマンショック後の落ち込みを取り戻し、過去最高の売り上げ、利益を記 […]

  • 2014年11月19日

日本の製造業における生産計画の実態 (8)

前回まで、欧米では当たり前になっている「シミュレーションソフトの活用」が、日本の製造業においては進んでいない状況をレポートしたが、実際に導入・成功している事例を紹介する。 シミュレーションソフトウェアの導入事例‥ニチバン(取材協力‥構造計画研究所) […]

  • 2014年11月12日

灯台

近ごろ「リケジョ」ということばをよく聞く。理科系の分野に精通した女性を指している。理系には一般的に男性が多いことから、この分野に強い女性には、特別な呼称として呼ばれているようだ▼理系分野だけでなく、最近は男性の職業分野に女性の進出が目立つ。寿司職人や […]

  • 2014年11月12日

日本の製造業再起動に向けて (1)

“去る10月21~25日まで、ドイツのハノーバーで第23回国際板金加工見本市「EuroBLECH(ユーロブレッヒ)」が開催され た。 この見本市は、板金加工業界対象の世界最大級の見本市であり、今年も大盛況で閉幕した。入場者数は6万人を超え […]

  • 2014年11月12日

日本の製造業における生産計画の実態 (9)

現状多くの日本企業では、経験豊富な技術者の手で生産計画が立案できている。ただし特定の企業を除くと、特定の技術者に依存した体制になっており、他の技術者では代替できない状態と言える。そのため、突発的な変更が起こった時には、どの程度計画を変更すればいいのか […]

  • 2014年10月29日

灯台

感染力の高さから西アフリカを中心に感染者が広がっているエボラ出血熱は、死者が4000人を超え、依然衰えを見せていない。まだ有効な治療方法や特効薬が見つかっていないこともあり、世界を恐怖に陥れている。しかし、治療の効果が高いとして富士フイルムの子会社か […]

  • 2014年10月29日

日本の製造業における生産計画の実態 (6)

日本の製造業における生産活動では、各社が様々な課題を抱えている。概して言えば、生産計画が立てられない、生産計画通りの生産ができない、それゆえに、部分最適による非効率が多々存在している。 結果として、作業遅延を賄うために残業の人件費が上昇したり、欠品を […]

  • 2014年10月22日

灯台

我が国最大のエレクトロニクス関連機器の展示会「CEATEC JAPAN」が開催され、昨年を9000人上回る約15万人の来場があった。昨年はモーターショーかと思われるほど自動車メーカーが大きなブースをとって、未来のクルマを提案する大きなデモコースを設け […]

  • 2014年10月22日

不連続線線に異状なし 黒川想介 (8)

鳥が空を飛び、魚が水中を泳ぐことを生業としているように、人は物をつくることを生業としている。鳥や魚は自然界の流れのままに生活をするが、人は物づくりが生業であるから、自然界に抗って生活をする。だから人が構成する世の中の変化は速い。一日一日と変化している […]

  • 2014年10月22日

日本の製造業における生産計画の実態 (5)

前回、ライン能力の検証が行われない背景として大きく3つの要因を挙げた。(1)時間の不足(設計後、検証している時間がない)(2)信頼性の低さ(シミュレーションのベースになる数値精度が低く、検証があてにならない)(3)やり直しによる工数ロス(仕様変更が入 […]

  • 2014年10月8日

不連続線線に異状なし 黒川想介 (7)

幕末、明治期にそれまで日本にはなかった概念の言葉が英語で入ってきた。それらを日本人が分かりやすく受け入れるために新しい日本語をつくった。自由という言葉は、福澤諭吉がつくったと言われている。リバティは、束縛から解放された状態であるという意味から「みずか […]

  • 2014年10月8日

日本の製造業における生産計画の実態 (4)

ライン能力の検証が十分に行われない原因としては、以下の背景がある。 1.時間の不足‥商品の仕様確定までに時間がかかり、装置の立ち上げに掛けられる時間も短くなっている。そのため、設計してからシミュレーションをしている時間的余裕がない。これはシミュレーシ […]

  • 2014年10月8日

灯台

人体では細胞内輸送として、「ダイニン」と呼ばれるモーターたんぱく質が細胞の生命維持のために活動している。われわれの生活における物流システムが、モノ、場所、時間をそれぞれ適切な時間に輸送できるように制御しているのと同様、人の体を作り上げている細胞におい […]

  • 2014年8月27日

灯台

半導体メーカー各社が産業用途向けの市場開拓に力を入れている。従来は生産数量が多い民生用途の開拓に重点を置いたメーカーが多く、数量も増加基調で推移してきた。しかしこの市場は、生産数量に反比例する形で価格が下落する傾向が強く、薄利多売になっているメーカー […]

  • 2014年8月20日

灯台

学校が夏休みのため、通勤や仕事で乗る電車の中で学生や生徒の姿は少なくなったが、それに代わって昼間の電車で目立つのがスタンプ帳を持った母と子供の親子連れの姿だ。恒例のスタンプラリーが今年も、JR各社がポケモン、私鉄も東京メトロが仮面ライダーとプリキュア […]

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