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コラム・論説

  • 2013年6月12日

分岐点

事務所の窓から眺めると、いつの間になったのか更地が見え、他方で大型クレーンの背がどんどん高くなっている建築物も目に入る。オフィスビルや高層マンションの建設が増え、社会の活力を感じる。国土交通省によると、主要都市の中心部において、地価は下げ止まってきて […]

  • 2013年6月12日

混沌時代の販売情報力 寿情報提供より収集に比重移す

ラジオやテレビのトーク番組を見たり聞いたりしていると、取材する側のインタビュアーは視聴者の聞きたいことを聞いてくれるものだと感心させられる。また切れ目なく、よどみなく質問し、視聴者を飽きさせないのはさすがだ。インタビューの名人と言われる人は視聴者が何 […]

  • 2013年5月22日

分岐点

FA駆動・制御の国内市場は、いまだ上向かない。各社の決算報告会で7月以降との見方が出るが、期待が先行 し確信ではない。その中で伸びる分野を探すと、産業用太陽光発電設備、省エネ、鉄道に行きつく。医療機器、介護機器、食品関連は、良くも悪くもなく、安定した […]

  • 2013年5月22日

混沌時代の販売情報力 最低でも高校物理の知識習得

Seやセールスエンジニアではなく一般の販売員であっても、電気部品や制御のコンポを売っている販売員は、高校物理の電気編くらいを理解していなければ、良い仕事ができない。販売員の大半は文系の出である。学校時代を通じて理数にあまり興味を持ってこなかったから、 […]

  • 2013年5月15日

分岐点

建機など一部大手企業で国内生産品目の見直しに入っている。生産設備の新規導入促進へ政府も補助金制度の拡充で後押しを始めており、FA業界も徐々に受注が上向くと予測されている。日本は、設備更新投資が大企業から中小企業へ波及するには時間差があるので、FA制御 […]

  • 2013年5月1日

分岐点

ある個人事業主は、熱対策を開発テーマに研究を続けてきたが、ようやくヒートシンクの放熱効果を15%高めることができ、現在、国の研究機関に依頼して実証に入っている。ところが、彼はそれで満足せず、30%以上の放熱効果をめざし中国企業との共同開発に踏み出そう […]

  • 2013年5月1日

混沌時代の販売情報力 黒川想介 ”黒船”並み衝撃 海外生産移管

混沌とした時代でなくとも情報の重要性は変わらない。工業化社会を成し遂げ情報化社会に入っている国では、特に情報の重要性は際立っている。工業化社会を邁進している新興国では安くて、良い商品をつくれば必ず売れる。工業化社会を成し遂げ成熟社会を実現した国は、安 […]

  • 2013年4月24日

分岐点

住宅関連の電設メーカーからFA機器メーカーのトップに就任した経営者は、1年後に「FA機器市場がこれほどに上下動の大きい業種とは思わなかった。電設市場の方が見通しを立て易い。安定した経営ができる」と驚いていた。同じ製造業でも立ち位置が違えば、経営環境が […]

  • 2013年4月17日

分岐点

パソコンメーカーによる家庭からの回収・リサイクルが累計で300万台を突破した。2011年度と12年度の両年度で83万5000台に達した。ゆうパックを利用した共通システムで回収した数字であり、メーカーが個別に引き取った使用済みパソコンは含まれていないの […]

  • 2013年4月3日

分岐点

4月1日は各社で入社式が行われ、経営トップの話に新入社員は耳を傾ける。東日本大震災以降は、世の中のために、会社の仕事を通して貢献して欲しいとの挨拶が多い。少子高齢化社会では若い人たちに対する期待が、高度成長期よりもずっと大きい。一方で先輩として、一抹 […]

  • 2013年3月27日

分岐点

農業資材や医療機器、太陽光発電分野の展示会を取材して、最初に驚くのは来場者の数の多さである。通路は肩が触れ合うほど混雑し、訪問したブースでは説明員が応対に汗だくで取材できる状況にない。やっとつかまえても話が途切れて、肝心の聞きたい内容を引き出せずに、 […]

  • 2013年3月20日

分岐点

20年ほど前、オーストラリアで個室、共有のキッチンと居間という間取りのシェアハウスに宿泊し、自由と規律のなかで生活する仲間に加わった。炊事当番の自国料理を食べながら会話を楽しみ、自分の部屋に戻る。いろいろな国の人と知り合い、日本を外から眺めることもで […]

  • 2013年3月6日

分岐点

タイ、ベトナムの視察を終えて帰国した本紙記者は、渡航前後で表情が一変した。訪問先々でFA関連のビジネスチャンスを肌で感じたからである。現地の日系製造業を販売対象にするだけでも制御機器企業は成功する、と確信に似た熱い言葉を吐く。 ベトナムの日系製造業は […]

  • 2013年2月27日

分岐点

朝、カーテンを開けると窓から差し込む陽射しが眩い。この数週間で、部屋の隅まで届くようになった。光を遮ってできる黒い影は濃く、朝陽との共演がメリハリのある一日を過ごす気分にさせてくれる。景況もまた光陰を伴いながら少しずつ昇り始めた。▼ 都内ではあちこち […]

  • 2013年2月27日

混沌時代の販売情報力 黒川想介 健全な現場・企業・社会つくる

成熟社会をつくり上げた現在の日本が老成化の道を歩むのではなく、生き生きとした活気のある社会を維持していくには一人一人の心の持ち方がいわゆる前向きであることが必要だと思う。健全な精神は健全な肉体に宿るという慣用句があるように、成熟社会に生きる一人一人が […]

  • 2013年2月20日

分岐点

昨日、50代の機械設計、電気設計者と懇談したとき、熱上昇に苦心していると聞いた。装置の故障を防ぐため二重どころか5、6重の対策を制御回路に講じている。そのひとつとして、抵抗器にサーミスタの機能を付加できないかと、同席の抵抗器メーカーに依頼するほど問題 […]

  • 2013年2月6日

分岐点

スーパーには地元産の野菜が並んでいる。ネギやゴボウなどは土がついたまま置いてあった。新鮮さを強調したのであろうが、その横には、水洗いされた白菜など野菜類が少人数用に区分けされパックに入っているのだから、どちらを選ぶとなるとすぐに食べられる方に手が向い […]

  • 2013年2月6日

混沌時代の販売情報力 黒川想介 人と融合する制御で内需創造

資源の乏しい日本は貿易を生業にしなくてはならないと、ずっと言われてきた。石油をはじめとして必要な物品を外国から買うためには外国が欲しがる物品を売って、必要な物を買うお金をつくらなければならない。個人には生計のための職業という生業があるように、国が生計 […]

  • 2013年1月30日

分岐点

政府の経済政策で数年の間は「不況」の文字が霞むような気がしている。あくまでも「気」であるが、景気も世の中の雰囲気しだいなのだから、やはり「気」になる。そう見ると、元気、陽気、快気、天気などが思い出され、ついでに嫌な不景気も浮かんできた。▼ 日本の産業 […]

  • 2013年1月30日

混沌時代の販売情報力 黒川想介 “三新運動”で新需要を模索

情報の入手は早ければ早いほど価値があるもの。現在のような競争の激しい時代は先を争って、販売員は受注を得ようとする。客先はできるだけ安く購入したい。同じ客先に数社の販売員が同じ商品を見積もるケースが多々発生し競争になる。供給メーカーはどのルートで客先に […]

  • 2013年1月16日

分岐点

明けましておめでとうございます。本年もご愛読のほどお願い申し上げます。産業界首脳の年頭あいさつは、景気回復へ新政権に期待を寄せる声が大きかった。安倍政権も補正予算、来年度予算と切れ目ない経済対策を確約している。 早くも公共事業関連企業は受注増加を見越 […]

  • 2013年1月9日

混沌時代の販売情報力 黒川想介 成長期を支えた“三新運動”

景気の減速傾向が続いている中国は、ルイス転換点を迎えているのではなかろうかと言う経済学者も出てきた。ルイス転換点とは農村が抱えている余剰の労働者がいなくなって、都市への労働者の流入が極端に減っていく時点のことである。中国の高度成長が20年以上も続いて […]

  • 2012年12月19日

分岐点

2013年は「巳年」である。12年は、他力本願的に、不景気に原因を求めたくはないが、産業界に影響を与える自然災害や人工の経済災害が多発した。巳年は、次の生命が作られ始める一年なので、今年よりも仕事に張りが出そうだ。新年早々から注文も取れる気がする。 […]

  • 2012年12月19日

混沌時代の販売情報力黒川想介 相手の立場に立って質問する

電気部品やコンポメーカーの商品カタログは、どのメーカーのカタログも分厚くて重い。それほどに商品の機種が多いということだろう。商品の種類の割に機種が多いのには驚く。競争に勝つために機能向上を目指した製品メーカーは製品設計や製造のやり方で努力を重ねてきた […]

  • 2012年12月12日

分岐点

交差点の道端に、献花や線香がそっと添えられているのを見かけたとき、頭を下げながら、次に想像するのが信号機の出現である。予防策ではなく、事後策が当たり前のような社会に住み慣れているから、大人も子供もこのことに対する予測が外れることは余りない。 中央道笹 […]

  • 2012年12月12日

混沌時代の販売情報力黒川想介 日常の基本動作が好奇心生む

物事を行う時に、「基本に忠実に」「基本動作の徹底」「迷ったら基本に戻れ」などという言葉がよく使われる。基本という言葉を辞典で調べると「いくつかある中でいちばんもとになる大事なこと」とか、「判断、行動、方法などの寄りどころとなる大もと」などと書かれてい […]

  • 2012年12月5日

分岐点

若い頃、上司から「出来ません」「分かりません」とは言うなと教えられてきた。相手に対して失礼で以後会ってもらえないという意味もあるが、自分の成長を妨げるとの理由からである。課題を持ち帰って、いろいろ調べたりすると別の知らない世界が見えてきて、後々の役に […]

  • 2012年11月28日

分岐点

老親が、少しずつ四季折々の風景に感動しなくなってきたのに気付いた。そのうちに、可愛がっていた犬の名前も思い出せずに苦労している様子が傍目にもわかるようになった。周りを見渡すと、年齢に関係なく、「老い」を感じさせる人がいる。 確かなことは忘れたが、ある […]

  • 2012年11月28日

混沌時代の販売情報力黒川想介 新規客は関係づくりを最優先

ひと昔前にお客様と言えば取引している会社を指し、お客様の数と言えば取引している会社の口座数であった。社会が成熟度を増すに従って複雑多岐化してくると、業界を取り巻く環境も入り組んできて単純に一方向から見るだけではとらえきれなくなっている。お客様と言って […]

  • 2012年11月21日

分岐点

経営者の2割が今後2~3年の範囲で経営に及ぼす外部環境要因に「電力などのエネルギー問題」をあげている。日本能率協会がまとめた日本企業の経営課題2012で明らかになった。この数値が高いか低いかは別にして、現場では省エネ対策などを進める環境が良くなった。 […]

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