- 2012年11月7日
分岐点
オバマ大統領が再選された米国は、中間所得層の拡大、製造業の雇用促進が推進される。韓国は12月に新大統領が選出されるが、所得格差の是正に向かう。中国は農村の所得増加で沿岸地域との格差を修正する。途上国は、米中欧日への輸出による所得増加を目指す。いずれも […]
オバマ大統領が再選された米国は、中間所得層の拡大、製造業の雇用促進が推進される。韓国は12月に新大統領が選出されるが、所得格差の是正に向かう。中国は農村の所得増加で沿岸地域との格差を修正する。途上国は、米中欧日への輸出による所得増加を目指す。いずれも […]
年齢を重ねれば重ねるほど頑固になると言われている。新たに経験していくことが少なくなっていくから当然のことと言えるかもしれない。それまで経験したことの中で慣れ親しんだものに固執してしまうからだ。販売員の営業スタイルは一度、固まってしまうと容易に変わらな […]
ものづくり白書2012年版から「主要製造業の課題と展望」がなくなり、代わって「ものづくり大賞」が登場した。日本の製造業の世界シェアが低下していることを読み取れる構成に、自覚はしていたものの、一抹の不安を掻き立てられた。▼12年版によると、10年または […]
情報を取るという行為は販売員にとって最も重要な仕事である。市場が全体的に拡大をしていた成長期とちがって、成熟期に入った市場では厳しい競争に晒さらされている。そのため情報と言えば競合商品発見情報か、顧客が手がけてる案件情報が情報なのである。販売会議の席 […]
今の季節は高秋である。澄んだ青空と紅く染めた葉の鮮明な色合いを太陽の光が演出し、見上げる人の心を澄み込ませる。秋ならではの景色であるが、秋風が吹くという諺もある。今年はどうもそのような気配も感じられる。▼日本政策投資銀行の今年6月調査による大企業の今 […]
秋は展示会の季節である。FA関連展示会や中小企業ビジネスマッチングの会場では真剣な会話が繰り広げられている。世の中、Web花盛りなのに多くの人がなぜ展示会に足を運ぶのだろうか。そんな疑問を展示会場で、機械装置メーカーの機械設計技術者に投げかけてみた。 […]
司馬遼太郎著『坂の上の雲』が2009年から11年まで足掛け3年にわたってテレビドラマの特別番組で放映された。明治維新で活躍した元老達が明治という近代国家の枠組みをつくり、20代の若者達が明治という近代国家づくりに邁進していく風景は現代の日本人に郷愁を […]
先日、ある商社経営者にお会いしたとき、「+」(プラス)の書き順を聞かれた。その真意が分からないまま、横線の後に縦線を書き加えると答えた。そうだろう、何事もマイナスから始まる。如何にプラスにするかが、経営、人生において大切なことで、それは後から顕れるも […]
奥日光の白樺林の中で新鮮な空気に浸っていたら、明らかに鹿とは違う黒い動く動物が見えた。何かを食べている様子であったが、ひょいと顔をこちらに向けた。熊である。数分間、お互いにじっと見合っていたが、熊は空腹でなかったのであろう、反対方向に姿を消した。食は […]
情報の入手には二通りの方法がある。一つ目は単なる見聞きした情報である。二つ目は自分が知りたい事柄を質問して得た情報である。販売員が得意気に話すトピックスは、ほとんどが一つ目の情報である。意図して得る情報というよりは顧客が率先して話してくれた情報だとい […]
機械安全対策を取材しているうちに、訴訟社会といわれる米国で、コーヒーで火傷をした人が訴え、企業は高い賠償金を支払った事件を思い出した。コーヒーカップに「高温注意」の文字が印刷されていれば、企業の責任は免れ事故は発生しなかっただろうか、と。 今年1月改 […]
自動化、省力化が企業の栄枯盛衰まで握るようになった。見事なまでの自動化設備を整えた回転寿司店が登場し、近所の寿司屋さんが閉店した。親しくなると、ついつい板前さんと談笑し長居をしてしまう。それが楽しくて、また通う。その会話が残念ながらできなくなった。 […]
日本の総合商社は元気がいい。活発な資源開発などで、好調な決算を発表し新聞を賑わせている。1980年代には日本の商社が冬の時代と言われたり、商社無用論などの本が書店に並んでいたのとは様変わりである。80年代と言えば物づくり製造メーカーがオイルショックを […]
EUの景気に赤信号が点滅した。優良国ドイツの製造業は販売管理費の削減に乗り出した。EU諸国はデフレ下の日本と同様な低価格競争が一段と強まりそうで、新興国は右手で先進国が閉じようとしている市場の扉を支え、左手で内需拡大策を講じざるを得ない。 この状況か […]
商社の経営者から「秋葉原を見てよ」といわれ、出向いた。JR御徒町駅から秋葉原駅方面へ線路沿いに歩いた。高架下に一昨年12月にオープンした「2k540AKI―OKA ARTISAN」は、モノづくりをテーマにしたアトリエショップが客待ち顔で並んでいる。 […]
新しい顧客の開拓がむずかしい。顧客開拓で成果が出ない、と販売員の嘆く声が聞こえる。狙いをつけて訪問しても担当の人に会うことはできない。受付のような部署でことわられるケースが多い。どうやれば中に入って、担当の人に会わせてもらえるか分からない。ようやく会 […]
4.3. ミューティング この例では、生産セルを保護するために、安全機能を記述します。対象物となる材料はライトカーテンによって守られている搬入口を通過して運搬されます。このライトカーテンは、セルに材料搬入のためにだけミューティングすることができます。 […]
ロンドンオリンピックのバドミントン女子ダブルスで4チームが無気力試合として失格となったとき、なぜか、近江商人の家訓「三方良し」の素晴らしさを改めて感じた。失格者は観衆を無視し故意にサーブをミスするなど、素人目にもはっきりとわかる試合をした。 コーチの […]
顧客ありきで営業活動しているルート営業の販売員は担当顧客に向かって、何か良い案件はありませんかと聞く。まだ取引のない見込み客と面会する時には、自社の特徴や扱い商品のアピールをしながら何か売れる物はないかと探りを入れる。 良い案件がないか、何か売れる物 […]
先週、東京で開催された日本配電制御システム工業会の指定講習会に参加した。テーマのひとつ「直流配電システムの初歩」の“初歩"に魅かれ素人でも理解できると臨んだ。というのも、直流社会の到来が頻繁に話題に上るので、配電盤、盤用制御機器との関連性を知りたかっ […]
『一芸に秀でる者は百芸に通ず』という言葉がある。これは一つの分野で研究し鍛錬してその道を極めた人は、他の分野でも人並み以上に優れた活躍ができるものだという意味である。一つの分野を極めていく過程で多くの苦難を乗り越えて、多くの経験を積んでいくから、いろ […]
あるメーカーが商社の経営者と営業責任者に新規取引を依頼している場面に、たまたま同席して話を聞く機会があった。メーカーの担当者は、競合会社の製品と自社製品を比較しながら熱心に説明している。経営者もいろいろ質問し納得の様子で、アプリケーション例を求めた。 […]
経済が発展するにつれて、産業分類の仕方が変わってきている。統計局では日本の産業の分類を大分類・中分類・小分類・細分類の4段階に分けている。大分類で農業・製造・小売・金融・情報通信・建設など20項目の業種に分け、さらにそれぞれの業種を中分類で99、小分 […]
6月にブラジル・リオデジャネイロで開かれた地球サミット「リオ+20」の主要テーマであるグリーン・エコノミーに関する知識を吸収する目的で、ある知識人に面会したところ、「ブルー・エコノミー」とか「レッド・エコノミー」という言葉が飛び出て、ますます混乱して […]
オートメーション専門の本紙情報の無料メール配信サービスを開始します。技術者の方々は、紙とインターネットから情報を複眼的に捉え思考することが可能になります。スポーツに限らず、情報収集力を備えなおかつ活用して目配り気配りできる人材が技術の世界でも活躍して […]
4 アプリケーション例 本書には、以下のアプリケーション例が用意されています。 4.1 診断概念 4.2 隠蔽されたインタフェースを持つ安全モーション 4.3 ミューティング 4.4 I/Oインタフェースを持つ安全モーション 4.5 両手操作 (1) […]
昨年の大震災時に太陽光発電と井戸水提供で近所の住民に喜ばれた友人は今、エネルギーの完全自給に取り組んでいる。自宅の目印になるほどの風力発電用プロペラを2基設置し太陽と風で得た電気を中古バッテリーで蓄電する。井戸水を床下に流しファンで冷気や暖気を室内に […]
国民的漫画であるサザエさんに三河屋さんのサブちゃんが、最近はたまーにであるが登場する。サブちゃんが頻繁に登場していたのはそれほど昔のことではない。酒・みそ・醤油などを扱っている三河屋さんのサブちゃんはスクーターに乗ってお得意様を回り、「こんにちは、今 […]
6月は環境月間。国民が今日ほど環境に注意を払うことはなかった。原発事故が転機となり、放射能汚染そして電力需給ひっ迫から省エネルギーへと関心の範囲が広がっている。6月5日の「世界環境デー」は日本の提案で国連が定めただけに、環境への「監視の目」が肥えるの […]
パクス・ロマーナとはローマによる平和を意味する。ローマ帝国の支配領域であるライン河の西とドナウ河の南から地中海世界にかけた領域に空前の平和と繁栄を築いた紀元1世紀からの200年間を指してパクス・ロマーナと言う。ローマが強大になった理由は、数々の書物に […]