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コラム・論説

  • 2023年11月30日

日本の製造業再起動(105)【提言】分水嶺に立つ中小製造業 【消滅・企業閉鎖か?ロボット活用での発展か?】

今回は、極めて暗い話から始めなければならない。先日、私が30年以上にわたりお付き合いをしてきた精密板金企業の社長から、衝撃的な電話を頂いた。その内容とは、会社閉鎖の連絡である。理由は業績悪化ということではなく、後継者に恵まれず、退職者の続出で人手不足 […]

  • 2023年11月30日

【産業用ロボットを巡る 光と影(49)】古い考えの重役たちが日本をむしばむ 生産効率を上げられない責任は重い

筆者がロボット化とデジタル化で多くの中小企業の生産効率を上げていることは周知の通りであるが、今回は筆者が見た工場の中で特にひどい反面教師の話をする。 仰天する生産ラインの金のかけ方 まず、某自動車メーカーの生産ラインについてである。自動車の機種を新し […]

  • 2023年11月29日

人中心の技術開発へ インダストリー5.0こそ日本に勝機がある

日本科学未来館の常設展示が約7年ぶりにリニューアルし、さっそく見に行ってきた。「ロボット」の展示エリアは、訪問前はロボットの最新技術がこれ見よがしに展示されていると思っていたが、実際は赤ちゃんの反応程度しかできないパートナーロボット「ケパラン」がメイ […]

  • 2023年11月29日

【製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (84)】技術エキスパートにするにはどのようなスキルが最も必要か

今日のコラムでは技術エキスパートにするにはどのようなスキルが最も必要か、ということについて考えてみたいと思います。専門学校、高専、大学、大学院等で技術的専門性を学んだ技術者の卵は、企業にとっては大変貴重な宝です。若い技術者たちは当然ながら経験値は不足 […]

  • 2023年11月22日

【製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (83)】量産に向けた技術者の心構え

製造業における技術者を抱える企業にとって、ある程度の売り上げ見込みの立つ量産という仕事は大変重要です。研究開発と異なり、必要な設備投資を行った後は、投資回収というフェーズにうつることができるからです。日本における製造業の企業は、元々このような量産が得 […]

  • 2023年11月16日

【FA時評⑪】魅力ある業界にしていく努力

10月17日から4日間、「CEATEC(シーテック)」が開催された。同展は1958年開催の「テレビ・ラジオパーツショー」が前身。その後、「エレクトロニックパーツショー」を経て、64年に「エレクトロニクスショー(エレショー)」に名称を変更し、国内最大、 […]

  • 2023年11月15日

多様性の時代 塵も積もれば山となる 小さなシェアを積み重ねろ

何事もシェア100%になることはありえない。モビリティは20世紀初頭に馬車から内燃機関の自動車へと置き換わった。いま内燃機関はEVなど電動車に代わるかどうかの岐路にあるが、すっかりなくなったと思われた馬車も観光や儀式用に細々ながら残っている。電動車だ […]

  • 2023年11月11日

【広島発 中小製造業がDXで変わるまで】中小製造業こそマスカスタマイゼーションに取り組むべき理由

■マスカスタマイゼーションって何? ここ数年、DXブームにともなって「マスカスタマイゼーション」という言葉がよく出てくるようになっています。マスカスタマイゼーションとは一体どんなもので、中小製造業にとってマスカスタマイゼーションが必要な理由を考えてみ […]

  • 2023年11月10日

【製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (82)】技術報告書の書き方の鍛錬の第一歩

当社のコラムやメールマガジンで繰り返し述べてきている技術者にとって必要な論理的思考力。自らを第三者目線で見ることのできるその力は、技術的真理に迫る、様々な要素の中から必要・重要なものを抽出する、外的・内的要因のバランスを見ながら業務を推進する、といっ […]

  • 2023年11月8日

令和の販売員心得 黒川想介 (102)営業が成長軌道に乗せるには ーカー、顧客の事情把握を

FA商品を扱う販売店は各々が得意とする商品で顧客を作る。その顧客から新たなニーズが発生する。そのニーズに応えて当該商品を探して納入する。こうして商品の種類がふえ、ふえた商品で新たな顧客を作って販売の領域を広げる。この様な過程を得て成長してきた販売店は […]

  • 2023年10月30日

【製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (81)】技術報告書における表とグラフ/図のキャプションの違い

技術報告書で必須ともいえる表やグラフ/図の表記。このような表、グラフ/図の説明文として記載されるのが「キャプション」と呼ばれるものです。技術報告書ではこのキャプションを適切に記載することが求められますが、若手技術者の中にはその基本を理解していないケー […]

  • 2023年10月29日

儲かるメーカー改善の急所101項【急所96】付加価値を付ける方法 機械は製品をつくるが、人の手は価値をつくる。

急所93で、マーケットインの次に来るこれからの時代としてユーザーインについてご紹介しました。そこでは、ユーザーインという新しい時代に向けて、モノづくりをしている私たちでしかできない商品を開発しましょうということで、10分の1や10倍の桁違いの性能を追 […]

  • 2023年10月28日

令和の販売員心得 黒川想介 (101)現場により変わる「見える化」主管部との人脈づくりが重要

販売員の最大の関心事は売上である。売上を上げるために新商品等のカタログを持って顧客をぶらりと訪問する。何か商談テーマはないかと探りを入れる。この様な顧客訪問ができる販売員は顧客とパイプが割に太い販売員である。テーマを探しに訪問するのであるからそこそこ […]

  • 2023年10月26日

日本の製造業再起動(104)【提言】FANUCロボット 100万台実績の衝撃【コボ(協働ロボット)元年への期待】

ファナック株式会社(FANUC CORPORATION)は、誰でも知るロボットメーカーである。ロボット王国日本を代表するFANUCロボットは全世界に販売されており、性能は折り紙付きである。その技術力は、ファナック創業以来からのNCやサーボの優れた基本 […]

  • 2023年10月20日

【製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (80)】

技術者にマネジメント力をつけさせたい 技術者と言えども一般的な企業の一員である以上、技術者間で連携しながらチームをまとめていくという力が求められます。一般的には管理職研修や マネジメント 研修などを通じ、総合職向けの マネジメント に関する知見を習得 […]

  • 2023年10月19日

儲かるメーカー改善の急所101項【急所95】工場のショールーム化 工場を、モノづくりを見せるショールームとして活かせ。

5S活動は現在の工場では当たり前のように行われています。その中でも整理・整頓・清掃の3Sはとても大切で、これがしっかり実行されていないとQ・C・Dのすべてに悪影響が出るでしょう。そして、逆に3Sがしっかりしていると、更に気持ちよく仕事ができ経営に大き […]

  • 2023年10月18日

変化に気づき、変化できる企業こそ生き残る 鈍感こそ最大の罪

ある外資系企業に聞いた話。本社の役員が日本に来て、販売代理店やユーザーを回った時、役員から「日本は大丈夫か?」と本気で心配されたそうだ。曰く、日本で会った企業の代表のほとんどが60代や70代で、日本の高齢化を目の当たりにして驚いてしまったらしい。それ […]

  • 2023年10月12日

儲かるメーカー改善の急所101項【急所94】5Sにおける躾(しつけ)とは 人を躾けるのではなく、企業を躾けよ。

5Sとは整理・整頓・清掃・清潔・躾の5つであり、すべてがサ行のSの音で始まるので5Sと呼ばれるといったことは皆さんご存知だと思います。どちらかというと製造業で使われる言葉でありますが、街中の工事現場に掲示されていたりもしますから一般の方でも目にしたこ […]

  • 2023年10月7日

【産業用ロボットを巡る 光と影(48)】設計力の無い無責任SIerまみれの日本 設計ミスが多大なる損失を生む

切削加工ロボットをもつ顧客からの相談 先日、関西のあるメーカーから「6軸多関節ロボットを初めて導入し、切削加工をしているが、ティーチングソフトを使っても、『特異点』や『リミットオーバー』を回避するのが大変なので、富士ロボットのRobotWorksで効 […]

  • 2023年10月6日

現役生産技術シマタケの 「電気エンジニアのツボ」出張版⑥便利なECブームの裏側に潜む課題「物流の2024年問題」

2023年7月29日 ECサイトでの買い物は、個人用途だけでなく、仕事でも便利です。 多くの人が一度は経験があるのではないでしょうか? ウェブ上で注文ボタンをクリックし、最短で翌日に商品が手元に届くというのは、非常に便利なことです。 私の場合、設備の […]

  • 2023年10月5日

令和の販売員心得 黒川想介 (100)広がり見せるFAマーケット 制御回路の外側に着目したい

オートメーションという言葉がアメリカからやって来たのは一九五二年頃だと言われている。その三年後にはソニーがトランジスターの製作に成功している。そしてその翌年の一九五六年には日本産業界でオートメーション時代が始まっている。大戦後11年目の事である。以降 […]

  • 2023年9月30日

令和の販売員心得 黒川想介 (99)製造工場の工程を細分化し 新規開拓で売上低迷を打開

これまでに販売店は売上が低迷した時、まっ先に頭に浮かぶのは新規客開拓であった。今でも新規客開拓で売上低迷を打開したい気持ちは同じである。しかし以前とは違って中小の販売店にとって新規客開拓はかなり難儀なことである。難しいからといっても手をこまねいている […]

  • 2023年9月29日

日本の製造業再起動(103)【提言】米国FABTEC視察か【コボ(協働ロボット)元年への期待】

9月12日から15日の4日間、米国シカゴで「FABTEC」が開催された。FABTECは、精密板金業界にとっては世界3大展示会の一つとして歴史あるイベントであり、世界各国の機械メーカーが米国シカゴに集結し、最新技術と最新機械を競い合う展示会である。板金 […]

  • 2023年9月27日

ラグビーW杯から考えるユーティリティプレイヤーの有効性

ラグビーワールドカップがフランスで開催中だ。日本も善戦を続けており、10月28日の決勝戦まで楽しみは続く。ラグビーは他のチームスポーツに比べてポジションによって役割と適性が大きく異なる。例えばスクラムの最前列を務めるプロップとフッカーは、重くて重心が […]

  • 2023年9月14日

【FA時評⑩】売上より信頼の獲得が優先

日本の大手制御機器メーカーに海外製品のOEM(相手先ブランド製造)供給の仲介を頼まれたことがある。そのメーカーでは扱っていない製品であり、同社にとって製品ラインナップの充実につながることから早速検討してくれることになった。その製品の今後の販売見込み計 […]

  • 2023年9月13日

自社の旗印を強化せよ 高まる広報活動の重要性

戦において自陣の旗印を掲げるのは、自軍の兵に居場所を知らせる目印となり、集団を統率しやすくすること以外にも、戦う相手に自分たちを知らしめ、萎縮させて優位に立つ効果もある。相手の旗印を見ただけで逃げ出したなんて例も度々あったようだ。 そんな旗印のなかで […]

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