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【2025年FA市場はどうなる?どうする?】オムロン 伊達 勇城 氏「お客様の課題解決に寄り添う」

オムロン インダストリアルオートメーションカンパニー ソリューション営業本部 本部長 伊達 勇城

構造改革の進展を受け、制御機器事業は大幅な増益を達成した。特に半導体業界が好調に推移した。商品在庫も適正な水準まで正常化し、商品ポートフォリオの最適化も実施し、競争力の高い商品ラインナップ創出によりお客様の課題解決につなげている。

i-Automation!採用お客様は9月末時点で4260社まで拡大した。チップレット化など技術革新が止まらない半導体の製造工程や2次電池の製造工程など、高度な生産技術が求められるモノづくり現場で広く導入いただいている。さらに、データ活用サービス「i-BELT」や、お客様の人材育成を支援する「IAアカデミー」など、お客様の経営に直結するエネルギーマネジメントやモノづくり人材に関わる課題の解決を支援する「サービス」の提供も好評だ。

2025年は、引き続き先が読みづらい1年なることが予想される、それゆえにお客様が抱えている、「将来実現したいコト」「今やりたいコト」「困りコト」の3つのコトにフォーカスし、ソリューションを提供し続けることにこだわっていく。

昨今の納期問題で多大なるご迷惑をおかけした反省を踏まえ、サプライチェーンとメーカ在庫を強化する。制御機器事業のWEBサイトで「在庫状況/標準価格照会サービス」を開始し、在庫のある機種からの選定や、在庫状況をお客様側で簡単に確認できるようにした。今後も販売店様と連携の上、納期に加え、コスト、品質面でも安心していただける取組みを継続し、信頼回復につとめる。新商品も多数計画しているので、販売店様と共にこの価値を広く日本市場に届けていきたい。

省人化や自動化、エネルギー生産性向上といったニーズに対するソリューションの提供、そして何よりも1社1社お客様の課題解決に丁寧に取組むことで、確実な事業成長を実現して行く。

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