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【2025年FA市場はどうなる?どうする?】アズビル 北條 良光氏「シン・オートメーションで持続可能な未来へ」


アズビル 執行役員常務 アドバンスオートメーションカンパニー社長 北條 良光

当社は、計測・制御機器業界を取り巻く環境変化に対し「人を中心としたオートメーション」の理念の下、新しい時代のニーズに応えるべく革新的な技術とソリューションを開発し現場課題の解決に取り組んでいる。

昨年の「計測展2024 OSAKA」では「計測制御の進化でつくる製造現場の未来 -シン・オートメーションで持続可能な社会へ-」と題して、最新の計測制御技術による「はかる・見える・変える」を通じて製造現場の未来、持続可能な社会実現に向けた様々な取組みを紹介した。

「デバイス・マネジメント・システム InnovativeField Organizer」、「調節弁メンテナンスサポートシステム PLUG-IN Valstaff」は、石油・化学市場など多岐にわたるプラントのDX化を支援する。フィールド機器が持つ診断や保全情報の活用、弊社スマート・バルブ・ポジショナが持つ診断パラメータをプラント運転中にオンライン傾向監視し、計装保全業務を飛躍的に効率化できる。収集したバルブの稼働データをクラウド上に自動送信し解析を実施、バルブ解析診断結果をクラウド上のWEBコンテンツで確認できるサービス「Dx Valve Cloud Service」も提供している。

「デジタル指示調節計SDC 形C1A」は48✕48mmマスクサイズでありながら、入力精度±0.1%RD(熱電対、測温抵抗体)、サンプリング周期25msの高性能を実現したPIDコントローラだ。制御プロセスの安定性・再現性に優れ、圧力制御、流量制御といった制御対象にも使用でき、半導体や電子デバイス等の製造装置の性能向上に貢献する。

今後もお客さまと共に価値を創造し持続可能な未来に向けて省エネ、脱炭素社会の実現に取り組んでいく。

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