ifm efector 岩室一志 代表取締役
2024年は前年比プラスで終え、新規に取り組みはじめた業界が売上の増加に大きく寄与した。
各営業所の移転リニューアルと自社倉庫の移転拡大を進め、2024年には東京本社の移転が完了した。オフィスの広さが倍になり、ショールームやセミナールームを設置して、日本のお客様に当社をより理解してもらえるようになった。また直販体制やオンライン販売、柔軟な配送サービスや返品受付など当社独自のサービスを「ifm Advantage+」と称してお客様に分かりやすくし、スローガンである「close to you」を具現化してきた。
新製品も数多く発売し、電磁流量計「SMFシリーズ」、レーダレベルセンサ「LWシリーズ」、ミリ波レーダセンサ「R1D、R2Dシリーズ」等は多くのお客様に採用いただいた。また当社のIoTプラットフォームである「moneo」が自動車メーカーや食品飲料メーカーなど多くの業界から高評価を受け、センサ販売だけでなく、ソリューション提案の相談を受けるようになってきた。
2025年は、工作機械業界に回復の兆しが見られ、新規業界も伸びそうな案件が多くあり、大きく飛躍できる年になると期待している。
引き続きifm Advantage+を前面に推して魅力を伝えていくと同時に、IO-Link対応機器やmoneoの販売を強化していく。またお客様を招待してセミナーなどを積極的に行う予定だ。新製品も30~40機種を出す予定で、新製品の紹介も進めながら、moneo x IO-Linkでソリューション提案に注力していく。
今はセンサメーカーからソリューション提案への転換期。営業とバックオフィスの人員増加も計画し、ifmの大きなポテンシャルが発揮できるよう体制を強化していく。