ターク・ジャパン 福田 洋介 代表取締役社長
昨年は弊社のセンサから制御機器、さらにはソフトウェアを含めたシステム提案による販売の増加もあり、売上高で前年度比21%増、受注額では前年度比46%増の成長をすることができた。
2023年から継続して生産設備の状態監視システムの需要は伸びており、このシステムをセンサから制御機器とHMI、さらにはそのプログラムまでを一気通貫して1つのブランドで提供できる弊社の強みがお客様の需要にうまく寄り添うことができていると感じている。
特に弊社の流体、振動、電流、温度計測むけの様々なセンサや、コネクタ化と無線化が実現する短い工事期間、かつ小さな規模での導入が可能となっており、短工期かつスモールスタートを希望する製造現場の期待にこれからも応えていきたい。
本年度は、特に2023年に国内認証を取得したRFIDシステム(電波を用いてタグデータを非接触で読み書きするシステム)の国内での販売に注力する。TURCK(ターク)のRFIDシステムは他社と比較して明確な製品としての差別化ができており、これに加えてタグ、R/Wヘッドから制御機器、さらには制御のプログラムまでをセットで提案したうえでしっかりとした技術サポートをお客様に提供していく。これによって産業設備へのRFIDシステムを新たなTURCKの日本での得意分野にしていく。
また、制御関連機器のコネクタ化が加速しており、「分散制御」「キャビネットレス」「ボックスレス」というキーワードの価値が高まっている。TURCKは10年以上前からこのテーマに取り組み、製品開発を続けており、良い提案ができる製品を既に持っている。弊社はこれらのキーワードに「システム化」を付け加え、さらに技術サポートを添えてお客様の持つ課題を共に解決できるよう質の高い提案を続けていく。