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【2025年FA市場はどうなる?どうする?】エニイワイヤ 伊丹 伸司氏「ターゲット顧客の攻略推進」

エニイワイヤ 伊丹伸司 代表取締役社長

2024年は、主に業界別ソリューションへの提案力強化を図るべく、AnyWireASLINK platform(省配線・省工数技術)による「お客様への最適な課題解決を提案」「人手不足による配線工数削減」「稼働監視・予知保全ソリューション」を軸に、重点ターゲット顧客の徹底攻略による再販拡大などを推進した。

またICTを活用した販売促進への取り組みとして、一人でも多くのエニイワイヤファンを増やすべく、WEBセミナーの継続、コロナ禍で中止していたリアル製品説明会や出前勉強会などの再開、当社製品やソリューション提案などへの理解や知識向上に向けて、積極的に取り組んだ。

2025年は、在庫消化が進んで新規受注の本格的な再開を期待している。半導体関連や物流センター投資に加え、中国の大手EMS向けの生産設備の小型化とトポロジーフリーを決め手として本格採用を見込んでいる。

特にAnyWireASLINK platformを軸とした、物流搬送、電子・半導体、自動車の重点業種への拡販活動などにより、ターゲット顧客の攻略を推進していく。積極的な対面営業による拡販とWebセミナー、動画配信などとうまく組み合わせた拡販活動を継続し、規模拡大へつなげる。

また、2025年5月まで三菱電機の東日本FAソリューションセンターの企画「リモートとリニューアルで実現する効率的な生産現場」にAnyWireASLINK platformをはじめ、ASLINKSENSORを使ったセンシングレベルモニタのリモート監視、後付けクランプ式微電流検出センサを使った積層表示灯の稼働監視ソリューション等を展示している。オンラインショールーム「ATS」など、さまざまな動画コンテンツも随時公開し、省配線・省工数を訴求していく。

https://www.anywire.jp