ECADソリューションズ 鈴木 竜弘 代表取締役社長
2024年は、全国各地でリアルな展示会が復活し、年初のIIFES 2024を皮切りに多くの展示会で新規案件を獲得できた。人材不足解消をテーマにした盤製造のスキルレスを訴求した展示は多くの来場客の共感を得ることができた。
今年はナカサク様とアサヒ様の2件の効率化事例をリリースし、オンラインやリアルセミナーで紹介した。導入に至るまでの経緯や導入後に苦労した点、それを乗り越えるために工夫したことや具体的な導入効果など、他のお客様にとっても参考になる話を展開して好評だった。
展示会では、盤製造支援システム「WIRE CAM DX」をメインに盤製造における技術者不足を解消するソリューション提案に注力した。とりわけ技術者への依存度が高い配線工程の標準化を電線加工機や制御盤を用いた実演で見せることで多くの来場者の共感が得られ、案件獲得に繋がった。
2025年は、これまでに得た引き合いもあって、業績は好調に推移すると予想している。
当社の強みは多くのお客様に恵まれていること。2025年も2〜3件の新規導入事例の公開を計画し、事例に登場していただいたお客様の声を直に聞いてもらえるようなイベントも企画している。
一方で、2024年は立ち上げ支援の案件が多く、日々、当社のSEが顧客対応に追われる一年だった。これには人材不足解消や業務効率化を早急に実現したい、というお客様が増加したという背景がある。2025年もその流れは変わらず続くため、技術者の新規採用に注力して臨んでいく。
電気設計CAD「ECAD DCX」、盤製造支援システム「WIRE CAM DX」の最新バージョンを含め、複数製品の新規リリースを計画している。より多くのお客様の声を拾い、お客様の期待を超える製品やサービスを提供していきたい。