NKE 中村 道一 代表取締役社長
2024年度は、大幅な増収増益での着地となる見込みで、順調な年となっている。
営業面では、お客様とより深い関係構築を行うことに重点を置いた施策を行い、その取り組みのひとつにキャラバンカー(移動展示車)を使ったプライベート展がある。キャラバンカーで直接、全国のお客様を巡り、当社の商品や会社の強みを訴求していくことを行った。はじめは、担当者レベルで当社の認知にばらつきがあることが多かったが、活動の結果、お客様の会社内で当社の認知度を底上げすることができた。そのおかげもあって、「ニーズに対応したカスタマイズ対応」がお客様の間で浸透し、カスタマイズ性の高い対応や専用の装置・モジュール対応が好調だった。
2025年は、先の状況が見通しづらい状況が続いき、2024年度のような好調さがこのまま良い状況が続くかどうかはかなり不透明だ。足元の案件をしっかりとこなし、お客様の満足を引き続き得られるよう丁寧な対応を続けていきたい。具体的には、引き続きお客様との関係構築と深耕を続け、キャラバンカーでのお客様まわりも継続して行う。
また、加速する製造業のDX化にも対応できるよう様々な情報のデジタル化と情報連携がとれる体制構築も進めていく。代理店と当社の営業がよりスムーズに情報のやり取りを行えるようにするため「代理店ポータルサイト」を立ち上げた。利用できるコンテンツはまだ少ないが、コンテンツの充実を図ることで、より代理店にとって利用価値の高い情報連携ツールとして育て上げていく。
当社の強みを活かし、お客様との共同開発も積極的に進めていく。新たなチャレンジ案件にも積極的に取り組み、当社の開発思想であるBBS(ブロック・ビルディング・システム)を進めることで新たな新商品開発を加速させたい。