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【2025年FA市場はどうなる?どうする?】明治電機工業 杉脇弘基氏「エリア№1パートナーに」


明治電機工業 代表取締役社長 杉脇弘基

当社は、2024年4月より第11次中期経営計画をスタートし、「エリアNO.1の存在価値のあるパートナーになる」をスローガンに社会課題やお客様課題への解決に取り組んでいる。エリアNO.1とは、地域で最も信頼され、地域で最も愛され、地域の人の笑顔のために、地域社会と持続的な成長を分かち合うことを意味し、エリアNO.1の集合体が世界NO.1につながると考えている。

第11次中期経営計画は「VISION2030」におけるセカンドステージで成長の3年となる。ファーストステージで築き上げた土台をもとに、サードステージで飛躍につなげる重要な3年となる。基本方針として、①事業品質向上②成長投資と収益力強化③サステナビリティ推進④資本コスト経営―の4点を掲げ、全役職員総力を挙げて推進していきたい。

主要施策の1つである水素ビジネスについては、当社豊田支店で建設を進めていた再生可能エネルギー由来水素利活用設備が中部圏低炭素水素認証制度に認定された。同制度によって認定された案件は9件目であり、一般的な事務所棟での活用が認定されるのは県内初となる。今後は本設備をモデルケースとした事業を積極的に展開していきたい。

また、海外ビジネスにおいては、2024年12月にインドに現地法人を設立した。インド進出の日系製造業へのサービスを行うことを目的とし、成長市場であるインドの事業拡大を図っていきたい。当社の海外拠点は、米国、英国、中国、タイ、そして今回のインドで5か国となる。

第11次中期経営計画の実現を通じて、社会と市場における当社の存在価値を高め、エリアNO.1の存在価値のあるパートナーになれるよう邁進していきたいと考えている。

https://www.meijidenki.co.jp/ja/index.html