ライト電業 代表取締役社長 岡本 直哉
2024年7月期の業績は、売上・利益ともに大幅にダウンし、厳しい年となった。半導体不況の際の先行受注による影響が大きかった。
そのなかでも5月と6月には、岡山と広島、高松、山口、小倉、松山の中四国と九州の6拠点で、中四国最大級の最先端製造業界向け展示会として「ライト電業オリジナル展示会」を実施した。2年に一度計画しているもので、コロナ禍での中断を挟んで今回は5年ぶりの開催となった。「スマートファクトリーのヒントがここに!」をテーマに、国際ロボット展2023や2月に開催されたIIFESの興奮を感じてもらえるよう企画し、全体で6000人弱の来場者があって大いに賑わい、多くの案件を獲得できた。
先行受注の影響でお客様の在庫の調整局面だったこともあり在庫製品面での販売が低調だった。一方で、パナソニックコネクトの監視カメラは非常に好調で、需要がまだまだ見込めると感じている。
2025年の市場見通しは明るい。現時点ではお客様の在庫もある程度消費されつつあり、受注は2024年より増加する見込みだ。
1月までは昨年のオリジナル展示会でいただいた案件をフォローし、受注に結びつける活動に注力する。それと同時に、それぞれの部門が「技術商社」としてのミッションをあらためて定義し、お客様にお届けできる価値の最大化を目指していく。
製品面では、昨年に引き続きパナソニックコネクトの監視カメラ、ネットワークカメラの拡販に力を入れる。またIAIのエレシリンダーも好調で、継続して提案を進めていく。
労働人口の減少によって人手不足に悩んでいるお客様も多い。そうした社会課題に対し、当社が得意とするFAとデジタル技術を活用ししながら解決策を導き出し、社会貢献を行なっていく。