- 2018年3月14日
藤本教授のものづくり考(11)
労働生産性と正味作業時間比率 例えば、組み立て作業の最中に必要な工具がなく、作業者が20メートル先の保管庫にそれを取りに歩いているとします。その間、作業(設計情報=付加価値の転写)を待っている仕掛品(媒体)が、作業場で漫然と時を過ごしています。あるい […]
労働生産性と正味作業時間比率 例えば、組み立て作業の最中に必要な工具がなく、作業者が20メートル先の保管庫にそれを取りに歩いているとします。その間、作業(設計情報=付加価値の転写)を待っている仕掛品(媒体)が、作業場で漫然と時を過ごしています。あるい […]
人手不足、人件費高騰、高精度生産が拍車 FAセンサの市場が堅調な拡大を続けている。半導体製造、工作機械、ロボットなどをはじめとした製造業のあらゆる分野が牽引役になっているほか、非製造業でも需要が増えている。IoTに代表される新たな流れのなかでFAセン […]
三色灯の光を読み取り工作機械の稼働可視化 ■事例のポイント 生産管理の煩雑さを解消するため、製造業が自らIoTシステムを開発。古い工作機械でも、配線など複雑な作業なしで使えるなど、ものづくり企業ならではの視点の簡単ツールを開発・販売。 ■企業概要 飯 […]
先日、厚生労働省に招かれ、東京都小平市の職業能力開発総合大学校を訪問した。高度なものづくり人材や技能指導員の育成を目指す学校で、卒業後は6割が民間企業へ就職し、4割が全国の就職支援施設等で指導員として飛び立っていくそうだ。いわば「ものづくり道場の総本 […]
キヤノンマーケティングは、「一歩踏み出しましょう 公的資金活用ものづくりセミナー~公的資金の概要と対策のポイント~」を開催した。2月20日大阪、22日名古屋、23日東京でそれぞれ行われた。 同セミナーは、公募がスタートする見込みの「ものづくり補助金( […]
新人の作業者らに分かりやすく 簡単マニュアル作成ツール活用 ■事例のポイント ・現場での適切なマニュアル作成・活用を進めるため、簡単マニュアル作成ツール「Teachme Biz」を導入。 ・分かりやすいマニュアル作成ツール、および現場作業の失敗事例の […]
平昌オリンピックの開幕2日前、初めて五輪公認のeスポーツ(エレクトリックスポーツ)の国際大会が行われた。eスポーツとは、コンピュータゲームをスポーツ・競技として捉えたもので、競技人口は1億人を超えると言われている。この大会をきっかけに、eスポーツが五 […]
平成29年度補正予算の成立にともない、総額1000億円のものづくり・商業・サービス経営力向上支援事業(通称ものづくり補助金)をはじめとする支援事業が明らかになった。 ものづくり補助金など設備投資関連 もっとも熱望されていたものづくり補助 […]
三菱電機は、制御盤・配電盤を製造する国内子会社メルコ・コントロール・プロダクツ(兵庫県姫路市、長尾哲代表取締役社長)とメルココントロールパネルアンドコンポーネント(神戸市西区、長澤宏代表取締役社長)を統合し、さらに同社からプリント電子基板製造機能を移 […]
MECHATROLINK協会(MMA)の幹事会社にNEC(日本電気)が加わった。幹事会社はこれで9社になった。 IoTを活用した新しいものづくりが進められているなかで、情報通信技術で大きな影響力を有するNECの参画は、MECHATROLINKと連携す […]
2018年は、中小製造業にとって「人手不足対策の実行元年」となるだろう。今日の中小製造業は、過去に類を見ない活況状態に湧いている。しかし経営者の多くが、活況の喜びとは対照的に『将来的な懸念』を強く持っているのも事実である。中小製造業を取り巻く外部環境 […]
何を目指すべきか 現場が「良い流れ」を作っても、「良い設計」が伴わなければ意味がありません。「良い設計」を自ら創る、あるいはそれを親企業や本社から引っ張ってこられなければ、良い価格がとれず、現場は報われません。 東大の新宅純二郎教授が、設計と生産の両 […]
「第4回医療・介護 総合EXPO 大阪(メディカルジャパン)」とIT業界関西最大級の専門展「2018 Japan IT Week 関西」(主催=リードエグジビションジャパン)が、2月21日~23日の3日間、インテックス大阪で開催される。 […]
オプテックス・エフエーが定めた「センサ(10月3日)の日」を記念し、ものづくりに関わる製造・開発設計・物流・営業などの“現場”にまつわる川柳を募集する企画「第4回現場川柳」の受賞作品が発表された。 第4回は、2017年の流行語とうまく絡めて、ものづく […]
最新技術 新たな価値創造 2月14日(水)から16日(金)の3日間、東京ビッグサイトで、コンバーティングテクノロジー総合展(主催:加工技術研究会、JTBコミュニケーションデザイン)が行われる。同展は、新機能性材料展2018と、プリンタブルエレクトロニ […]
■ロボットシステムを販売する商社①丸文 伝承難しい技術を自動化 丸文はレーザによる肉盛や焼入れを行う産業用ロボットシステムを提供しており、そのロボットシステムを導入されたモノづくりのお客さまから高い評価を頂いております。その丸文に、システムを導入する […]
神奈川県下最大級の工業技術・製品総合見本市「テクニカルショウヨコハマ2018(第39回工業技術見本市)」(主催=神奈川産業振興センター、横浜市工業会連合会、神奈川県、横浜市)が、2月7日~9日までの3日間、パシフィコ横浜(展示ホールA・B・C)で開催 […]
経済産業省と国土交通相、厚生労働省、文部科学省は、1月15日、「第7回ものづくり日本大賞」の内閣総理大臣賞24件71人を発表した。 経済産業省関連は7件42人、国土交通相関連は8件11人、厚生労働省関連は5件10人、文部科学省関連は4件8人が受賞した […]
日本ロボット工業会(JARA)と製造科学技術センター、マイクロマシンセンターのロボット関連3団体は1月13日、東京港区の東京プリンスホテルで合同賀詞交歓会を開催した。 冒頭、JARAの稲葉善治会長があいさつし「2017年の生産額は対前年比28%増の9 […]
代表取締役社長 林正弘 昨今の製造業では、AIやIoT、スマートロボット、環境負荷低減などの技術革新により、ものづくりそのものが転換期を迎えようとしている。 特に、自動車業界においても、自動運転や電動化、マルチマテリアルといった新分野の研究開発が積極 […]
代表取締役社長 内藤孝輔 IoTという言葉がキーワードとなって、ものづくりを取り巻く環境も大きく変わろうとしている。同様に制御機器、電子部品などの流通環境も、一つの製品という「モノ」からエンジニアリング、ソリューションといった「コト」へ変化を始めてい […]
2018年は、デジタル社会を代表する「2つのデジタル乱舞」で幕が開いた。1つ目は「仮想通貨狂乱」であり、2つ目は「セミコン景気と中小製造業の活況」である。 1つ目のデジタル乱舞「仮想通貨狂乱」は、歴史に類がない。休みも夜もない仮想通貨取引所では、スマ […]
日本電機工業会(JEMA)と電子情報技術産業協会(JEITA)の合同賀詞交歓会が東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で1月5日行われた。 冒頭、あいさつにたったJEITA長榮周作会長は「2017年はまさにIoT元年とも言える年で、コネクテッドイン […]
中小企業とは? 中小企業はすべて大企業に搾取される弱体的な存在だから、すべからく国が支援しなければならない、といった伝統的な二重構造論が、中小企業論や中小企業政策に対して、いまだに影響を与えています。 しかし、実際に地域を回ってみれば、たしかに政策金 […]
新年明けましておめでとうございます。 旧年中は当工業会に格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。おかげさまで当工業会も昨年の10月をもちまして発足以来17年目を迎えることができました。これもひとえに関係業界ならびに団体の皆様方の温かいご支援とご理解の […]
エレクトロニクス、自動車、ロボット、ウェアラブル、製造等、最新テクノロジーが集まる専門展5展(「スマート工場 EXPO」「ネプコン ジャパン」「ロボデックス」「ウェアラブル EXPO」「オートモーティブ ワールド」)が、1月17日~19日までの3日間 […]
スモールスタートとデジタルツインで投資対効果を明確に 「インダストリー4.0」「インダストリアルインターネット」などが、製造業を取り巻くキーワードとして注目を集めてしばらく経過した。ここ日本でも最適化を突き詰めた工場を目指し、各社で「IoT推進部」「 […]
皆様あけましておめでとうございます。 2018年の新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。 さて、昨年はアメリカ大統領の交代など、世界情勢が大きく変化し先行きが不透明な中でスタートしましたが、国内の設備投資の増加傾向やアジアを中心とした輸出増に […]
年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 昨年は当協会にとって新たな一歩を踏み出した年でした。それは会員制度に関する定款を変更し、IT・エレクトロニクス業界のメーカーに限らず、IoTに、密接に関係する企業に会員の門戸を拡げたことです。当協会は […]
新年明けましておめでとうございます。 2018年の年頭にあたり、謹んで所感を申し上げます。 昨年は、米国トランプ大統領就任後の政策の行方、欧州における英国のEU離脱交渉、また中東・北朝鮮情勢等世界の政治的不確実性が増す中、世界経済については、中国の各 […]