- 2016年7月6日
【インダストリー4.0】山田太郎の製造業は高度な情報産業だ!(11)
■政府が取るべき製造業戦略 私の参議院議員としての1期目の任期はこの7月で一旦終了する。振り返りの意味もこめて、日本政府の製造業戦略に対しての意見と、国会で私がどのような発言をし、実際にどう変わってきたのかについて触れていきたいと思う。 私が国会議員 […]
■政府が取るべき製造業戦略 私の参議院議員としての1期目の任期はこの7月で一旦終了する。振り返りの意味もこめて、日本政府の製造業戦略に対しての意見と、国会で私がどのような発言をし、実際にどう変わってきたのかについて触れていきたいと思う。 私が国会議員 […]
■日本版インダストリー4.0の具体論 4月28日、拙著「日本版インダストリー4.0の教科書~IoT時代のモノ作り戦略~(日経BP社)」を上梓した。本のタイトルを“日本版”インダストリー4.0としたのには理由がある。ドイツのIndustry4.0をくま […]
■遅れている日本政府の取り組み 3月12日に内閣府まち・ひと・しごと創生本部による地方活性のためのIoT活用への政府の取り組みが発表された。日本経済新聞夕刊(東京版)では1面トップで取り上げるなど一定の反響があった。では、政府は製造業に対して、Ind […]
中国経済の異変が伝えられている。6月以降の上海総合株価の暴落に続き、中国政府の一方的な通貨切り下げ報道が世界を駆け巡った。日本を始め、夏休み真っただ中の欧州でもこの事実には敏感に反応し、世界中の報道機関によって『中国経済の実態は思った以上に悪い!!』 […]
今までのものづくりの概念を大きく変えるとして、世界中から注目を集めている「Industry(インダストリー)4.0」が中心テーマとなった「ハノーバー・メッセ2015」が、13~17日までの5日間、ドイツ・ハノーバーで開催され、約22万人が来場した。( […]
個人宅に荷物を配送するサービス「宅急便」を1976年に日本で最初に開始したヤマト運輸の講演を聴く機会があった。子供の頃、荷物を送るのに最寄りの駅まで持って行き、届くとまた駅まで引き取りに行った記憶がある。到着する日時も連絡が来るまでわからない。今のよ […]
部品やコンポ商品を取り扱う業界では市場を三つに大分類して商品を製造販売している。民生用市場、業務用市場、産業用市場の三つである。民生用とは軍事用に対して使われていた用語であり、一般消費者向け、家庭用を意味するものだ。したがって民生用とは一般消費者や家 […]
省エネ法に対応したエネルギーの消費効率基準に則ったトップランナー方式に、来年4月からモータが加わる。産業機器分野ではトランスがトップランナー製品として、いち早く普及に取り組んでおり買い替えが進んでいる。モータではIE3レベル以上のモータへの切り替えが […]
FA制御機器商社の宏業電気は、伊・チェンブレ社の鉄道保線工具、圧着端子、端子台、手動工具、油圧工具、ケーブルグランド、ケーブル支持具、マーキングシステムなどを販売している。 チ社は1969年創業の工具メーカーで、工場は本社のほか、英国にもある。チ社の […]
三菱電機は、汎用インバーター「FREQROL―A800シリーズ」を12月9日(一部機種は来年1月)から販売開始する。機種と価格は、0・4K~90K(3相200V17機種)が10万2000~390万円、0・4K~280K(3相400V24機種)が14万 […]
オバマ大統領が再選された米国は、中間所得層の拡大、製造業の雇用促進が推進される。韓国は12月に新大統領が選出されるが、所得格差の是正に向かう。中国は農村の所得増加で沿岸地域との格差を修正する。途上国は、米中欧日への輸出による所得増加を目指す。いずれも […]
顧客ありきで営業活動しているルート営業の販売員は担当顧客に向かって、何か良い案件はありませんかと聞く。まだ取引のない見込み客と面会する時には、自社の特徴や扱い商品のアピールをしながら何か売れる物はないかと探りを入れる。 良い案件がないか、何か売れる物 […]
コグネックス(東京都文京区本駒込2―28―8、TEL03―5977―5409、島清史社長)は、工業用画像処理システム「In―Sight500」を発売した。 新製品は、同社が独自に開発した高速な画像処理チップ「VSoC(Vision System on […]
当社は、今期の基本方針として「頑張れ日本、頑張ろう私達」を掲げており、被災地復興はもとより、日本経済、電子業界、取引先の復興に寄与していく方針である。このため国内21拠点、アジア5拠点を含め、仕入先と連携を取りながら、できる限り取引先の要望に応えてい […]
昨年は、東日本大震災、原発事故、海外では欧米の金融危機や財政赤字、極端な円高、タイ洪水など社会問題化する大きな変動が余りにも多く発生した。 当社業績も少なからずその影響に左右された。大震災までは業績が順調に推移していたが、欧米の景気後退もあって8月か […]
岡本無線電機は、今期の基本方針として「頑張れ日本、頑張ろう私達」を掲げ、被災地復興はもとより、日本経済、電子業界、取引先の復興に寄与していく方針である。このため国内21拠点、アジア5拠点を含め、仕入れ先と連携を取りながらできる限り取引先の要望に応えて […]
新製品は、ロボット本体質量が15キログラム、アーム最大リーチ545ミリと、可搬質量1キロクラスの小形ロボットでは最軽量・最長リーチ(同社調べ)を実現している。 自由なレイアウト また、設置方法も、床置き・天吊りにも対応し、小形・超軽量との相乗効果で、 […]
現代の販売員は、相手の質問を待っている。そしてスラスラと答えるのに長じている。見事に答える販売員は、高評価を受けている。相手の反撃を阻止したのだから当然である。しかし、初めから質問する顧客や取り立てて必要を感じる顧客は多くはないし、時間に余裕があった […]
エンジンの代わりにモータと制御装置を搭載し、ガソリンの代わりに蓄電池に蓄えた電気で航行する漁船「らいちょうS」が長崎県対馬市の豆酸漁港でエコ実証試験に入った。排気ガスやCO₂の排出がなく環境保全船として、湖畔観光船や浅海漁業船への活用が期待されている […]
生産工場を顧客にしている電気パーツや制御コンポーネンツの販売員が、あいさつ代わりに交わす言葉は時代や世情によって変わっている。1980年代には、設備ユーザーであれば「だいぶ進んでいますね。次はどのラインの自動化を考えていますか」などと、新設や増設に関 […]
岡本無線電機は今期の基本方針として「頑張れ日本、頑張ろう私達」を掲げ、東日本大震災の復興にできる限り貢献していくことを最優先に取り組み、被災地はもとより、日本経済、電子業界、取り引き先の復旧・復興に寄与していく方針である。このため国内20拠点、アジア […]
関東地区のFA・制御機器流通市場も、昨年春以降の市場のV字回復で、久しぶりに明るい新年を迎えた商社が多い。売り上げ、利益とも2桁伸長を見せ、倍増のところも目立つ。逆に言えばそれだけ落ち込みが激しかったことを物語る証左とも言える。 国内は半導体・液晶、 […]
先日、金属加工機械大手のアマダの元役員に会い、よもやま話をしたが、そのときに聞いたアマダの経営方針が耳を離れない。顧客に対し倒産させない方針で臨んだと言う。経営不安の顧客には、仕事を提供し救済した。納入工作機械を引き上げたところで二束三文の値打ちしか […]
今から2000年前に盛えたローマ帝国の皇帝は、現代の大統領に近い存在であったようだ。貴族層で構成される元老院と、市民で構成される市民集会が認めなければ皇帝になれなかった。現代の大統領は選挙の結果で交代するが、ローマ皇帝は終身であったため暗殺という手段 […]
IT技術の発達によって情報化時代から情報過多時代になり、欲しい情報は以前と比べれば容易に入手できるようになった。販売で情報と言えば、顧客から入手する情報と、販売から発信する情報の2種類ある。 映画やテレビドラマの中で活躍する販売員は、苦労の末に顧客に […]
前話では、組織のルールを守ることが大切であると述べたが、この回では、それを守らなかった社員に対し、ある会社がとった決断を紹介したい。 彼女は社歴5年、社内では中位のキャリアを持つ。仕事は概ねテキパキこなし、実務能力は高いほうであった。しかし問題なのは […]
「兵は詭道なり」という孫子の戦術論を噛みしめれば、本当に面白い。前回紹介した源義経の壇ノ浦の戦いでの詭道ぶり、「賽は投げられた」で有名なローマの将カエサルのファルサス野の戦いでの詭道ぶりなどを知れば、「兵は詭道なり」の面白さがわかるというものである。 […]
車載用リレーをメインにしている当社にとってこの1年間で様相は大きく変わった。1年前の米国の経済変調は米国の自動車産業だけでなく、世界のあらゆる産業に大きな影響を与えたが、とりわけ、ものづくり関連は過剰な生産設備を抱えているところが多く、設備投資の停滞 […]
米・Eaton社グループに入って約1年半が経過、Eaton製品が加わったことで販売する製品が増え、また技術サポートなどでもグループで連携した取り組みが進むなど成果を上げつつある。 ただ、世界同時不況の影響は避けられず、2009年12月期は大幅な減収に […]