- 2015年6月10日
国内工場に求められる役割は、海外との差異化図る拠点 IoTやインダストリー4.0を駆使
近年、円高是正や人件費高騰などの理由で海外の生産拠点を日本に移す企業が目立つ。一部では「日本の製造業の国内回帰」と大々的に扱われているが、グローバル競争の下では影響力は限定的。それよりも、これからの国内工場に求められる役割は、単なる生産拠点としてでは […]
近年、円高是正や人件費高騰などの理由で海外の生産拠点を日本に移す企業が目立つ。一部では「日本の製造業の国内回帰」と大々的に扱われているが、グローバル競争の下では影響力は限定的。それよりも、これからの国内工場に求められる役割は、単なる生産拠点としてでは […]
アジア最大級の「食の技術」の総合トレードショー「FOOMA JAPAN2015 国際食品工業展」(主催=日本食品機械工業会)が、6月9日(火)から12日(金)までの4日間、東京ビッグサイト(東1~6ホール)で開催された。展示面積2万8102平方メート […]
製造業の国内回帰が進んでいると言われている。要因として「円安」「新興国の人件費高騰」「品質維持」などが挙げられるが、実感がわかないという人も多いのではないだろうか。そこで、実際に国内に積極投資を行っている不二電機工業みなみ草津工場(滋賀県草津市)を取 […]
アズビルは、上海アズビル制御機器の合弁先企業である上海石化投資発展との契約期限20年が2015年11月末で満了することから、さらに10年間の合弁契約を延長することで合意したことを明らかにした。 上海石化投資発展の親会社である中国石化上海石油化工股イ分 […]
NKKスイッチズ(大橋智成社長)の東京・秋葉原地区の特約代理店で構成される「千代田NKK特約代理店会」の2015年度上期会議が4月16日、東京ガーデンパレスで行われた=写真。14年度の総括と、タッチパネルを中心とした15年度の注力製品、医療機器業界へ […]
日立製作所は、産業機器事業の競争力強化に向けて、5月1日付で新たな社内カンパニー「インダストリアルプロダクツ社」を設立する。 電力システム社の中・大型モーターや受変電機器、インフラシステム社の中・大型インバータ、UPS(無停電電源装置)などのパワーエ […]
日東工業は、連結子会社である日東工業(中国)有限公司の西平工場(河南省駐馬店市西平県)の操業を停止し閉鎖手続きに入った。 日東工業(中国)有限公司は、中国市場向けキャビネット、パーツ類の製造を行ってきたが、販売低迷により、同社事業の一部であるキャビネ […]
当社は、2014年11月28日付で東京証券取引所市場第一部に上場した。今後も引き続きステークホルダーの皆様の期待に応えることができるよう、さらなる業容の拡大と企業価値の向上に努めていきたい。 昨年の4月から3カ年の第8次中期経営計画がスタートし、「さ […]
昨年は、4月の消費税増税直後は停滞感があったものの、夏以降は市場が動き始めたと考えている。通期予想でも連結売り上げで180億円(昨年比7・2%増)を見込んでいる。今年もアベノミクス効果の継続を期待するものの、自助努力によって事業拡大を目指したい。 生 […]
東芝は、インドでの電力・配電用変圧器および開閉装置事業(T&D事業)の拡大に向け、インドの生産拠点である東芝電力流通システム・インド社に約30億円を投じて、高電圧・大容量変圧器については765kV・500MVA級の機器の製造ラインの増強と、開閉装置の […]
今回の取材を通じて、「日本の製造業」の現場力がまだまだ通用することを感じた。「すり合わせ」という言葉に代表される技術は、簡単には真似できないことも痛感した。半面、どんどん新しい取り組みをしていく諸外国の動きに、抜かれていくのではという危機感も、現場か […]
経済産業省、厚生労働省、文部科学省は、日本の製造業における現状を「2014年版ものづくり白書」としてまとめた。 白書によると、13年の国内製造業は業績が改善しており、株価の上昇、収益の向上、賃金引き上げなどの動きがみられた。景気の回復に伴い、生産も拡 […]
NKKスイッチズ(大橋智成社長)は、今年4月から新たな中期経営計画「Accomplish(アコンプリッシュ)100」をスタ-トさせ、売上高100億円達成への取り組みを始めた。グロ-バル化・ボ-ダ-レス化が進む中で、世界で最も知られ、世界で最も好まれ、 […]
富士電機機器制御は4月、電磁開閉器で生産累計3億台の金字塔を打ち立てた。1954年に生産を開始して60年で偉業を成し遂げた。同社は、電磁開閉器で国内トップメーカーの地位にあるが、アジアナンバーワンを目指し吹上工場に新自動化ラインを構築、最新モデル工場 […]
国内製造業は、複数の部材メーカーから調達し、コスト削減へ部品の過剰仕様を避け、また海外部品の使用もいとわない。節電・省エネ対策も費用対効果を優先する。国内製造業の開発や設備投資に対する姿勢が浮き彫りにされた調査結果を、日本電気制御機器工業会(NECA […]
4月から社名を変更し、また新中期3カ年経営計画も新年度の4月からスタートした。今後の取り組みについて、大橋智成社長に聞いた。 ◇ ■社長就任10年の区切りに - 4月1日から「NKKスイッチズ」に社名を変更しました。この狙いを聞かせてください。 大橋 […]
富士電機は、タイの子会社、富士電機パワーサプライがパトゥムタニ県に建設を進めていた新工場=写真=がこのほど操業を開始した。これを機に1月15日付で富士電機パワーサプライの社名を「富士電機マニュファクチャリング・タイランド」(FMT)に変更した。 新工 […]
中部地区の主要産業である自動車・自動車部品は、トヨタ自動車などの北米向けが堅調に推移していることに加え、国内向けに増加の動きが見られることから、全体としては伸長している。消費税増税前の駆け込み需要が期待されるが、その後の落ち込みも懸念される。 さらに […]
当社は、2013年12月17日付で東京証券取引所JASDAQから市場第2部へ市場を変更した。今後もステークホルダーの皆さんの期待に応えることができるよう、さらなる業容の拡大と企業価値の向上に努力していきたい。 現在当社では、当期(14年3月期)を最終 […]
昨年を振り返ってみると、安倍政権が打ち出した脱デフレへの成長戦略、金融緩和策により、景気に対する期待感が先行したといえる。東海地区は自動車産業が牽引し、工作機械も10月以降ようやく生産が持ち直し出した。しかし、中小製造業は引き続き厳しい状況が続いてい […]
【名古屋】東洋電機のタイの子会社である「タイ・トーヨー・エレクトリック」(バンコク、社長=松尾昇光東洋電機社長兼任)が建設を進めている工場が1月末に完成する。エレベータセンサを中心とした製品の製造・販売を3月から開始する。 タイ・トーヨー・エレクトリ […]
今期は、中期計画の重点テーマである新規事業の拡大に取り組んでおり、順調な立ち上がりを見せている。今年は制御にターゲットを絞った商品戦略を着実に進めるとともに、新規事業のさらなる拡充を目指す。 新規事業では、メガソーラー事業が軌道に乗りだした。当社のメ […]
FA制御大手商社の高木商会(東京都大田区北千束2―2―7、TEL03―3783―6311、中山広幸社長)は、中国・上海に「TEL机国際貿易(上海)有限公司」を9月16日に設立、今月18日から営業を開始した。香港に続いて2番目の海外子会社であるが、販売 […]
近畿電子部品卸商組合(KEP、岡本弘理事長)は、組合創立50周年記念事業として「タイ国海外視察研修会」を11月27~30日まで行った。 同研修会は、タイ商務省、タイ国政府貿易センター大阪の協力を得て、同組合員、賛助会員のほか、中部電子部品流通業協議会 […]
各種の産業用オープンフィールドネットワークの中でも、グローバル展開が本格的に進んでいるものがCC‐Link協会(CLPA)が普及活動を進める「CC‐Link」ファミリーである。高品質のものづくりで知られる日本で生まれたというバックグラウンドが、生産設 […]
今2013年度は、日本の製造業にとり、設備投資内容の分岐点になる。これまで設備投資を支えてきた「能力増強」が、「維持・補修」に抜かれる予測である。過去の新工場建設ブームは終わり、能力増強投資は生産拠点の海外移転で国内向けが減少しつつある一方、既工場の […]
PLCopen®はPLC(Programmable Logic Controller)のプログラミング言語に関する国際標準規格(IEC61131-3)の普及活動を行う第三者機関である。規格発行前の1992年に設立され、今日まで約100社の会員が登録し […]
タイに販売拠点を開設 IDEC IDECは、昨年タイのヘラマートサラブリ工業団地に設立した「アイデック アジア(タイ)」の販売機能を担う拠点として、タイ・バンコク市にセールスオフィスを10月1日付で開設した。 アイデック アジア(タイ)は、端子台やス […]
製造業の海外生産シフト先としてタイへの関心が高まっている。自動車や電機関連の日系企業が工場を建設し、FA制御関連の需要拡大が見込めることに加え、チャイナリスクを避ける狙いもある。2011年に大きな被害をもたらした洪水への対策も取られ、政治的に安定して […]
IDECが、兵庫県尼崎市に建設を進めていた尼崎事業所(兵庫県尼崎市潮江5―8―10、GEL06―6420―8171)=写真=がこのほど竣工し、7月16日から防爆機器・システムの本格生産を開始した。 同社は、防爆セミナーを全国展開するなど、防爆関連事業 […]