- 2013年11月6日
設備投資 製造業へ広がる FA系の業績に波及 今年度売上げ 2桁伸長企業続出へ
設備投資は製造業へ広がりを見せてきた。社会インフラ系が先行し、FA系は底を脱し上向きに転じた。社会インフラ系は産業用太陽光発電が牽引し、ビル建設の増加傾向が続いている。FA系も今年第1四半期から輸出が伸びていたが、ここにきて国内も設備投資が抑制から増 […]
設備投資は製造業へ広がりを見せてきた。社会インフラ系が先行し、FA系は底を脱し上向きに転じた。社会インフラ系は産業用太陽光発電が牽引し、ビル建設の増加傾向が続いている。FA系も今年第1四半期から輸出が伸びていたが、ここにきて国内も設備投資が抑制から増 […]
今2013年度は、日本の製造業にとり、設備投資内容の分岐点になる。これまで設備投資を支えてきた「能力増強」が、「維持・補修」に抜かれる予測である。過去の新工場建設ブームは終わり、能力増強投資は生産拠点の海外移転で国内向けが減少しつつある一方、既工場の […]
制御機器メーカー、配電制御システムメーカー、商社は、政府の成長戦略や東京オリンピック開催決定など好材料の出ているなかで全国の設備投資動向を注視しているが、日銀が10月21日に発表した地域経済報告「さくらレポート」は、前回の7月発表に比べ全地域で判断を […]
わが国の製造業は、政府の成長戦略に呼応して設備投資に前向きであるが、その内容は能力増強ではなく、トータルコストダウンを主眼とした生産設備の更新にある。部品選定から始まり装置設計・導入において、機械を容易に制御でき、制御系と情報系の統合へFAネットワー […]
日銀の「さくらレポート」は、各地域の景況判断材料として、多くの企業が関心を寄せている。今月の発表では、前回7月と比べ、全ての地域で矢印が右肩上がりとなった。アベノミクスへの期待と東京オリンピック開催決定で、景気の先行きに安心感が広がり、消費者や企業活 […]
FA・制御機器の流通業界は、今年春先の状況に比べるとかなり改善してきており、一部からは明るい声が聞かれるようになってきた。自動車関連、スマートフォン、ソーラー関連などが市場を盛り上げる牽引役になっている。2020年東京オリンピックの誘致決定で、先行き […]
中部地区の経済動向は、主要産業の自動車・自動車部品は、トヨタ自動車などが北米や東南アジアを中心に好調な販売が続いて堅調な状況にあるが、国内や欧州においては伸び悩みの感もあり、設備投資には慎重な姿勢が見られた。また、電子部品・デバイスは引き続き増加して […]
秋は、彩り豊かな景色に包まれる。関東平野部ではまだ、稲刈り後に小鳥が集まり餌を啄ばんでいるが、標高1千メートルを超える関東の山間部や渓谷は、ナナカマドが真っ赤に染まり、もみじも追うように紅色の化粧をし始めた。時季の移ろいがもったいないと感じるときでも […]
日本電気制御機器工業会(NECA)は「NECA経営セミナー」=写真=を、東京・芝公園のAP浜松町で16日開催、50人が出席した。 今回は、経済産業省経済産業局藤澤秀昭政策企画官が「日本の再生構想について」、大阪工業大学教授でアルボット社の本田幸夫社長 […]
温度調節器(計)市場は、国内では半導体・液晶製造装置やソーラーパネル関連、海外では、中国を中心としたアジア地域が牽引役になって一段と上昇基調となってきている。特に海外では自動車やスマートフォンなどの生産拡大で成型機の需要が増加しており、温度調節器(計 […]
FA制御業界のほとんどの経営者は「まだ、景気回復の実感が湧かない」という。販売最前線の営業からの情報も景気の良い話を聞かないそうである。それは、製造業の国内設備投資の内容に変化が出ていることも一因と思われる。生産能力を高める投資は、話題に明るさを伴う […]
今年の自動認識市場は、昨年に続き上昇傾向が続く見通しである。消費税率変更による需要増加、製造業の設備投資増加、UHF帯RFIDの周波数移行などの好材料が例年以上に出そろっている。とくに、UHF帯RFID周波数移行に伴う市場の拡大に期待が寄せられ、リー […]
FAセンサは、ものの有無や計測、判別用などで大きな役割を果たしている。最近は工場内だけでなく工場の外での使用も増えている。市場規模は、日本電気制御機器工業会(NECA)の2012年度(12年4月~13年3月)の検出用スイッチ出荷統計によると、1008 […]
東芝は、インド・ヴィジャイエレクトリカル社(Vijai社)の電力・配電用変圧器、および開閉装置であるT&D事業を今年11月までに買収する。買収金額は約200億円。これに伴い、東芝はインドに新会社を設立して、新会社がVijai社の保有するT&D事業を買 […]
ハードウエアで成長し、1980年代にハードウエアを見限り、ソフトウエアにビジネスを移してきたシリコンバレーが、最近対象をソフトウエアからハードウエアに戻ろうとする動きが顕在化している(ビジネスウイーク紙)。また、タブレット端末の世界では、マイクロソフ […]
毎年、ロボット競技大会のテレビ放映を楽しみにしている。昔、ロボット異種格闘技戦として注目されていた「かわさきロボット競技大会」を取材したのが、興味を持った始まりである。無線操縦器を操りながら、リンク内で相手のロボットに体当たりして飛ばしたり、逆にひっ […]
サーボモータの市場が急ピッチな回復を見せている。2012年の大きな落ち込みの反動があるものの、3直体制に近いフル生産を続けているサーボモータメーカーも出てきている。先行きの市場見通しも明るい材料が多く、しばらくは上昇基調で推移しそうだ。製品も高速化や […]
三菱電機は約25億円を投じ、名古屋製作所新城工場(愛知県新城市)のモーター生産体制を強化する。新城工場は、高効率の三相モーター、およびNC工作機械用主軸モーターの主力工場であるが、三相モーター、主軸モーター生産の中核となる鉄心・巻線・機械加工の設備を […]
三菱電機は、同社のタイでのFA機器販売代理店「エフエーテック社」を買収する。今年4月に設立した三菱電機ファクトリーオートメーションタイ(MELFT)に、エフエーテック社と三菱電機オートメーションタイ(MEATH)のFA機器・NCの販売・サービス部門を […]
電気接触関連機器の大手メーカーであるWashiON共立継器(長野県下諏訪町4684―1、GEL0266―27―8910、宮川昭二社長)は、制御機器業界が厳しい状況にある中、今9月期業績がデータセンター向け電源切換開閉器などの好調により増収の見通しにあ […]
富士電機は、2013年度を初年度とした「中期3カ年経営計画」を策定した。「収益力の強化」と「成長基盤の確立」を基本方針に、最終の15年度の売上高8500億円、営業利益450億円、営業利益率5・3%を目指す。 富士電機はこれまで、器具、ディスク媒体、自 […]
開閉制御装置は2010年度からの好調を維持している。今年度4~5月の出荷額は、4月が前年同月比8・1%増、5月12・0%増となった。昨年の同時期は閉鎖形配電装置、分電盤が伸長したが、今年は監視制御装置が大幅な伸びを示しており、現在までのところ牽引役が […]
30℃を超える炎天下の午後3時、かばんを下げ、片方の手にハンカチの会社員風の高齢者が続々とホテルの一室に集まった。自分の専門技術知識を活かす場を求めて来た人たちだ。中小企業のプレゼンテーションを聴き、メモをとる後ろ姿は、頭髪がやや薄いものの、企業戦士 […]
電子部品・制御機器流通各社の売上高はリーマンショック前に比べ総じて2~3割減で推移している。もちろん、売り上げがピーク時を越えている商社も存在する。エンジニアリングや電気設備工事部門を新設し更新需要をしっかり取り込んだり、同業者の事業を引き受けて成長 […]
日本の電気制御機器の2011年度地域別市場規模は、関東が最も多く1441億9200万円、続いて中部が844億3800万円、近畿が717億5200万円で、上位を占めている。10年度と比べると、四国が13・0%増と2桁の伸びを確保し、続いて近畿が9・4% […]
関西地区は、昨年末からの株高、円安傾向を受け、全般的に持ち直しの動きがみられ、特に輸出に関しては、アジアや米国向けが増加基調で推移しており、全体として下げ止まりつつある。こうした動きを受け、制御機器・電子機器市場は、まだまだ実感が少ないながらも、明る […]
関東地区の流通は、政権交代に伴う期待ムードが先行しているが、実態は交代前とさほど大きく変化していない。 現状、市場を牽引しているのはPV(太陽光発電)である。PV電力の買い取り価格が今年4月以降も高値で決まったことでメガソーラーの立地が依然、活発に推 […]
FA・制御機器の流通業界は、政権交代後の円安・株高傾向から、経済全体への期待感、とりわけ輸出産業の競争力強化と国内での設備投資増加が見込めるのではという見通しから、ムードとしては明るい傾向で推移している。しかし、現状はムード先行で、まだ厳しい状況であ […]
2012年度の開閉制御装置(密閉形ガス絶縁開閉装置を除く)生産高は、6152億400万円、前年度比2・1%増となり、3年連続して前年度を上回った。産業用分電盤、特別高圧・高圧配電盤が2桁の伸びを示した。13年度も震災復興需要の遅延や分散型電源の普及促 […]
日本の製造業は、サプライサイド、マーケットサイドの両面で転換点を迎えており、国内生産の頭打ち、海外展開の多様化などで中長期的な競争力の低下は否めないとし、その解決策として立地環境の整備、技術・設備の維持強化、新陳代謝の促進などを指摘している。特に、F […]