- 2020年3月25日
令和の販売員心得 黒川想介 (19)「新市場」に導くパイロット 商談レベルへのアプローチ
1980年代に入ったばかりの頃は、機器や部品営業にとっては昭和の成長拡大期の真っ只中であった。その頃の営業の基本的なスタンスは「売り上げは客先訪問の回数と客先滞在時間に比例する」というものであった。「とにかく客先へ行け! 社内に居るな!」という雰囲気 […]
1980年代に入ったばかりの頃は、機器や部品営業にとっては昭和の成長拡大期の真っ只中であった。その頃の営業の基本的なスタンスは「売り上げは客先訪問の回数と客先滞在時間に比例する」というものであった。「とにかく客先へ行け! 社内に居るな!」という雰囲気 […]
昭和期に活躍した機器や部品業界の販売員が、平成の頃によく言っていたことがある。「最近の販売員は新規開拓ができなくなった。我々の若い頃は工場と見れば飛び込んで、新規開拓をしたもんだ」。 今となっては飛び込み訪問などというのは化石のような古い話である。し […]
中国・武漢を発生源とする新型コロナウイルスの感染拡大が、企業活動にも影響を及ぼしている。IT大手のアップルは2月17日、感染拡大により中国の生産拠点でフル稼働できないことや中国国内の販売店の閉鎖などで、「売上高ガイダンス(予想)を達成できない」と発表 […]
トヨタL&Fは7日、スマート物流に向けた取り組みとして自動運転機能付きフォークリフト「Rinova AGF」とモバイルロボット「AiR」のデモと活用事例を公開した。さらに、労働力不足と自動化が進むなか、安全への取り組みについて説明した。 物流業界 […]
FA市場 回復の兆し 「モノ売り」から「コト売り」へ 2019年のFA制御市場は厳しい状況が続き、流通各社にとっても我慢の一年となったが、ここに来て回復の兆しが見えてきている。 東京オリンピック・パラリンピック開催や継続する人手不足・自動化需要、自動 […]
これが究極の売り方だ、なんていう売り方は機器部品の営業にはあり得ない。平成期の中頃に、そのような売り方があると錯覚した営業人がいても不思議ではなかった。機器部品の売り方は、一般の営業とは多少違った特色を持っているからそのような発想が生まれた。日本の製 […]
50周年を機に経営若返り 東洋技研(長野県岡谷市)は、2019年12月18日付けで、花岡孝代表取締役社長が代表取締役会長に就任し、関高宏専務が代表取締役社長に昇格した。 同社は、工業用端子台・インターフェース・PCボード・BOXターミナル・トランスフ […]
北陽電機 尾崎仁志 代表取締役社長 2020年3月期の業績は売り上げ17%減、営業利益25%減の見込み。好調だった前年度の反動で、お客様の在庫過多が発生し、第1四半期に注文が激減したことが大きな要因。また、半導体市場の悪化やアジア圏の落 […]
日本モレックス ビジネスデヴェロップメントアジア インダストリアル オートメーション 吉田憲司 シニアマネージャー 当社の製品は大きく分けて、ロボットメーカー向けを中心に販売しているネットワークのソフトウェアスタックやカード、PLCの下 […]
アイ・ビー・エス・ジャパン 望月綾子 代表取締役社長 2019年は「ワイヤレスのプロフェッショナル」を掲げて産業用無線に注力し、とても好調だった。産業用EthernetやIIoTも堅調で、売り上げは前年度比13%の成長となった。 その大 […]
スワロー電機 河原道彦 代表取締役社長 2019年の売り上げは、18年にあった特需が収束したことから前年比ではやや減少したが、粗利は堅調であった。一方で、汎用製品の定着が加速しており、来期は順調に推移する見込みである。 さまざまな課題を […]
オプテックス・エフエー 中島達也 代表取締役社長 2019年12月期の売り上げは、米中貿易摩擦の長期化を発端とする景況感の悪化により苦戦した。このため、中期経営計画の売り上げ目標を変更し、22年度に100億円越えを目指していくことにして […]
シマデン 島村一郎 代表取締役社長 2020年3月期の売り上げは、昨年8月頃まで厳しく推移したが、9月以降は回復基調になっている。今期は当初から売り上げが下がると見ていたが、予想以上の減少で前期実績には届かない。ただ、当社の主要顧客であ […]
GMIジャパン/CALEXテクノロジー 田中健一 代表取締役社長 イタリアの防爆バリヤや安全リレーのメーカー、GMインターナショナル社の日本法人として営業を展開している。GMI社の本質安全防爆バリヤは、IECEx、ATEX、FM、DNV […]
ヒルシャー・ジャパン 伊藤和仁 代表取締役 2019年12月期の売り上げは、前年並みと計画通りであった。米中貿易摩擦の影響から半導体関連のお客さまは芳しくなかったものの、新規のお客さまとの取り引きが増えつつあり、中期的には期待感は高まっ […]
営業部門に配属になる人は学卒の新人だけではなく、他部門から転属してくる人もいる。最近、途中入社の販売員も多くなった。途中入社の販売員の中には営業経験者だけでなく営業未経験者もいる。営業経験者の中にも、同じ機器や部品業界から来た人もいれば、全く違った業 […]
いつの時代も顧客を増やす新規開拓という営業活動は、販売員の重要な任務である。昭和時代には、飛び込み訪問が新規開拓の主流であった。工場と見れば入って行って、成功したり断られたりを繰り返した。 現在の環境では飛び込み訪問のできる時代ではない。かつての飛び […]
サトーパーツ(東京都文京区)は、販売推進用の製品デモキャラバンカーの第2号を購入し、西日本地区を中心に訪問活動を展開している。 1tトラックを改造した第2号車は、ワゴン車をベースにした1号車で得た使い勝手を参考にして改良。両サイドの扉をモータで開閉で […]
これまで述べてきたように、販売員にとって客という概念には二種類ある。少し詳しく考察してみる。 一つは、顧客といわれる人やグループであり、もう一つは見込み客といわれる人やグループである。顧客は販売店との間に信頼関係ができているから、①アポイントを簡単に […]
オータックス(横浜市港北区)は「商品説明会」を新横浜国際ホテルで10月16日開催し、販売店や金融関係者など71人が参加した。 冒頭、あいさつに立った富田周敬社長兼CEOは「当社は皆さんのご支援のおかげで、1979年10月1日に設立してから今年で40周 […]
制御商品の販売員は販促ツールを携行している。特に新規見込み客開拓をする時は、念入りにツールを選ぶ。機器や部品はかなり多くの種類があり、サンプル、カタログ等の資料や動作モデルなど多様である。 製品、製造業の成長拡大期はさまざまな制御商品が誕生し、マーケ […]
販売員が見込み客に初回訪問した時の一般的な情景は、丁寧な所作で名刺交換をした後に着席する。ここから二つに分かれる。 一例は、販売員が先に口火を切る。内容は自社の案内であるか、その時に力を入れている商品のことである。つまり商品やサービスに関することであ […]
好意を表す表現の一つに握手がある。もともとは、私はあなたに敵意はありません、この通り何の武器も手にしていないので安心してください、という“敵意なし宣言”であったところからきている。遠い昔から、人は知らない人をそれほど怖がっていたのだ。現代でも程度の差 […]
攻めるという行為は増やそうとする行為である。古来の戦は陣地を取り合って土地を増やすために起こっている。陣地取りや土地を増やすためには相手に攻め込まなければならない。攻め込んで相手の陣地を奪い、土地を増やすことが勝ち戦であった。 現代の営業では毎日の奮 […]
慢心した日本のロボットメーカーに未来はあるか!? 3DCADの基本も分からず顧客の要望に応えられない 過去の私の記事では、日本のロボットメーカー(以下、メーカー)を褒める内容が多かったため、今回は影の話をしたいと思います。 弊社は産業用ロボットのティ […]
先日、プリント基板の設計製造、実装を事業とするキョウデン(長野県箕輪町)にお邪魔した。訪問の事前準備として同社について調べていたら、とてもユニークな歴史を持つ会社であることが分かった。 事業のスタートは1983年、地域の家電販売店から。 […]
新たな付加価値の創造 ICT草創期に躍進を 産業機器や部品を販売する販売店は商人である。商人とは、生産者と消費者の間に介在して再販業務を営む者となっている。 江戸時代に徳川幕府は武士のモチベーションであった戦いの代わりに儒教を取り入れて、儒教に基づく […]
思い込みを捨て顧客を知る 見込み客増やしてこそ一流 販売店の営業は、自分が担当している顧客であっても、普段会っていない設計技術にはなかなかアポイントが取れない。ましてやまだ口座すらない見込客の設計技術には、会えないと言った方がいい。 昨今、積極的に見 […]
キムラ電機(東京都品川区、藤岡利之社長)は、「第44回関東キムデン会総会」を、ホテル雅叙園東京で4月24日開催し、13社から販売店の社長・幹部社員が出席した。 総会では、最初に藤岡社長があいさつに立ち「2019年2月期で65期が終了し、売り上げは前期 […]
独のセンサー大手メーカー、ターク・ジャパン(東京都千代田区)は、初めての営業所として名古屋営業所を開設、4月から営業を開始した。中部地区には同社のセンサーユーザーである自動車メーカー、工作機械メーカーが数多く立地しており、拡販を進める。 また、グロー […]