FA業界は、2022年の特需、2023年は反動による停滞、2024年は回復が見込まれているが、まだ期待通りの動きにはなっていない様子。それでもコロナ禍を経て、人手不足の深刻化、企業の価値向上に向けて自動化・オートメーションへの関心は高く、投資意欲は工場や製造現場以外にも波及している。
2024年の進捗と市場、取り組みについて、ワゴジャパンの原田 秀人 代表取締役社長に聞いた。
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グローバル・日本ともに回復途上
ーー2024年のグローバルの進捗はいかがですか
グローバルは、1−6月は前年並みで推移している。ヨーロッパ市場は3月から落ち込み、そこから低迷が続いている。アメリカは横ばい、中国は厳しい。
2022年半ばに受注のピークを迎え、その影響で2023年も良かったが、当時はやはり実需ではなく、投機的な動きだったようだ。ユーザーや商社が買いだめをした結果、今も彼らが多くの在庫を抱え、そのため受注が厳しくなっている。少しずつ解消はしてきているが、年内はこの状況が続くと見ている。